TOEICの勉強をする前に計画を立てよう【独学935点の私がやり方を解説】

[st-kaiwa1 img=”https://smarteigo.jp/wp-content/uploads/2019/07/komarigao-girl.png” name=””]TOEICの点数が伸びない…はりきって勉強を始めても途中でうやむやになり、挫折のくり返し。もっと上手に計画を立てて勉強ができるようになりたい。[/st-kaiwa1]

TOEICの点数を上げたいけど、順調に勉強が進まないことって多いですよね。

自分はいったい何から勉強したらいいのか?何をいつまでにやればいいのか?

そう思っているうちに最初のやる気も萎え、勉強から遠ざかっていつの間にか挫折してしまったという経験をしたことのある人もいらっしゃるのではないでしょうか?

独学で自分のスケジュールを管理しながら勉強するのは大変です。きちんとした学習計画を立てたことのない、勉強に不慣れな人の場合はなおさらです。

そこで、独学でTOEIC935点を取り、オンライン英会話なども活用して通訳案内士の資格を取ったことのある私が「独学でがんばる人のための学習計画の作り方」について解説します。

上手な計画を立てるコツは、

  • 最初に目標と期日を決める
  • 自分の実力を客観的に知る
  • 期日までにやるべきことを決める
  • 1ヶ月⇒1週間⇒1日の単位で計画を立てる
  • キツキツに予定を詰めない

などがあります。

これらについて具体的に解説していきます。上手な計画の立て方を知らない人は、ぜひ参考にしてください。

①目標設定:いつまでに何点取りたいかを決める

TOEICの勉強を独学でする時は、まず期限を決めるところからスタートです。

つまり、どの開催日のTOEICで目標スコアを達成したいのかを設定します。

TOEIC公開テストの日程を事前に確認して、最初に受験する日程を確定させましょう。

会社からの指示や転職活動を始める時期など、達成期限に関係する事情は人それぞれと思いますが、わかる範囲で「ここまでに目標スコアをできればOK」という根拠にもとづいて期限日を設定します。

実際に勉強にとりかかる前に、この期限の設定を必ずやっておきましょう。

 

もう一歩踏み込んで話すと、なぜその目標を設定したのかという動機づけも確認しておきましょう。

くじけそうになった時に「なぜ勉強しているのか?」を思い出すことで、「今サボってはダメだ!もっと頑張ろう!」みたいに己を奮い立たせることができますよ。

②今の自分の実力(スコア)、課題を知る

目標と期限を決めたら、次に今の自分がどれくらいの英語力(レベル)なのかをチェックします。

直近でTOEICを受験した人は、その時のスコアが客観的に自分の実力を知る目安となります。

[st-kaiwa1]自分の実力と目標があまりにかけ離れている場合、設定した期間では達成が不可能だと分かる場合もあります。そういう時は目標設定を見直してより現実的なものにしましょう。[/st-kaiwa1]

TOEICスコアがない人の場合、最も理想的なのは「来月か再来月にTOEICを受験すること」です。そうすれば試験会場の雰囲気やリアルな試験問題に触れることもできるので、一番正確です。

時間やお金の都合により本番のTOEICを受験できない人は、それに代わる模試を活用して客観的にレベルをチェックします。

「TOEIC L&Rテスト 至高の模試600問」は5点刻みで換算点が出せるのでオススメです。

 

時間のない人は、わずか30分、スマホでTOEIC模試ができるe-testを使うのもアリですね。

【公式サイト】e-test

いずれにせよ、今の実力を把握することで、目標までの距離感をつかむことが大切です。それによってやるべきこと、1日のノルマなどが大きく変わってきます。

③やるべきこと(教材)を決める

自分の実力・目標までの距離感をつかんだら、「やるべきこと(教材)」を具体化する段階に入ります。

自分の課題や弱点を理解し、それに合わせて適切な教材を選びましょう。

とは言え、自分の頭だけでそれを決めるのは難しいですよね。人によって実力や課題もバラバラなので、自分と似たようなレベルがどのようにスコアを伸ばしたのか等の情報をネットで探しましょう。

当サイトの情報を参考にしていただいてもOKです。

大事なことは「あれこれ手を広げすぎないこと」「TOEIC対策のための教材を選ぶこと」です。

むやみにたくさんの教材に手をつけるよりも、厳選したもので反復練習するほうがスコアは伸びやすいですよ。

学習の王道は反復です。

そして、やるべきことを決定したら下の画像のようにリスト化しておきましょう。教材ごとにページ数や問題数、1回あたりにかかる時間などを把握しておくと計画が立てやすくなりますよ。

 

④1ヶ月⇒1週間⇒1日の単位で計画を決める

期日までにやるべきことが決定したら、いよいよ「いつ何をやるか」を具体化していく段階に入ります。

計画を作るときのポイントは「大きい単位から小さい単位の順で決めていく」ということです。

つまり1ヶ月単位で学習目標をおおまかに決め、その後で1週間、1日の単位でノルマ(学習量や時間)を設定します。

こうすれば長期的なビジョンに沿って、1日ごとのやるべき事を把握できるようになります。さきほど紹介した「やるべき事リスト」を見ながら、教材ごとに1日(1回)でこなす量(ページ数・問題数)を設定し、1ヶ月の初めにスケジュールを組みましょう。

私が勉強の計画を立てるときは、1ヶ月の初めに30日間でやることを決めるようにしています。

まとめてやると3時間くらいかかることもありますが、それでも事前に1日ごとのタスクを具体化しておくと、いちいち迷う必要がありません。とにかく勉強に集中するだけ!という環境を作れるので、ある意味楽です。

具体的に予定を立てるときは、パズルみたいに時間の枠にタスクをはめ込んでいくイメージです。

仮に、平日2時間。土曜に4時間勉強するとします。この2時間が「枠」ですね。

[st-kaiwa1]小学校で習った棒グラフをイメージしてもらえればOKです。[/st-kaiwa1]

次にやることリストを参考に、以下のようにタスクを当てはめていきます。

【平日の計画】
・通勤の30分 → スタディサプリENGLISHでリスニング
・昼休みの15分 → 金のフレーズで単語暗記
・帰宅後の60分 → Part7のリーディング対策
・寝る前の10分 → 金のフレーズで単語暗記

【土曜の計画】
・午前の2時間 → TOEIC模試を解く
・午後の2時間 → 模試の見直し、復習

タスクを当てはめてみると、こんな感じになります。

このような1日ごとの予定は、1週間・1ヶ月のノルマをもとに決まります。

逆に言えば、1日ごとの予定をすべて消化できれば1ヶ月の目標が達成できるように作られています。

⑤予定通りにいかない事を想定してスケジュールを組む

ここまで計画の立て方について解説しましたが、ここで大事な考え方をお伝えします。

それは「計画を立ててもまず予定通りに行くことはない」ということです。

「じゃあ計画を立てる意味なんて無いじゃん!」と言いたくなるかもしれませんが、そうではありません。学習計画とは法律のように絶対に従うべきものではありません。

本当の意義は、

・自分の勉強の方向性を確認できること
・目標にどれだけ近づいているか確認できること
・改善点、軌道修正のヒントになること

などです。

TOEICの勉強は時間がかかるので、長い旅を乗り切るガイドマップのようなものだと思いましょう。ガイドマップなしで初めての土地を旅することは無理ですよね。

それと同じようにTOEICの勉強にも計画は不可欠。遅れが出るのを承知でまず計画を立てましょう。

実際に計画を立てた後で勉強していると、たいてい遅れが出てきます。

仕事が忙しい社会人であれば、予定通りに勉強がいかないのは当たり前です。

そのことで自分を責める必要は一切ありません。むしろ、遅れが出るの当然だと考えて、遅れに対処できるようにスケジュールを組むという考え方が大事です。

具体的には、「1週間に1日は調整日(予定のない日)を設ける」ということです。

あらかじめ遅れることを想定して「調整日」を入れておけば、その日に遅れを取り戻すことができます。

100%計画通りに行くことはないので「80%達成すればOK」という気持ちで臨むくらいいいですね。

週1回のペースで調整日をセットしておけば、1ヶ月、2ヶ月という大きな単位で見たときに大幅に遅れが出るという事態を避けることもできます。

上手に学習計画を立ててTOEIC独学で成果を出そう!

独学でTOEICに挑もうとする人のために、独学で935点を達成した私の経験をもとにした学習計画の立て方ノウハウを紹介してきました。

要点をまとめると、次の通りです。

  1. 目標スコアと達成期限を決める
  2. 今の自分の実力・レベルを客観的に把握
  3. やるべきこと(教材)を決める
  4. 1ヶ月⇒1週間⇒1日の単位で予定を組む
  5. 遅延を想定して余裕を持たせる

計画通りにいかないからと言って自分を責めてはいけません。

単に時間の見積もりが正確ではなかったということなので、1日のノルマを調節したりして柔軟に予定を見直しましょう。

実際に動きだしてから判明する課題なんてよくありますよね。そういう時は凹まずに、より自分に適した計画へと改善していけばOKです。最初に立てた計画表が参考資料として役に立ちますよ。

行き当たりばったりで勉強しても、その先には絶望しかありません。勉強に取りかかる前にぜひ学習計画を立ててください!

スキマ時間を使える教材を活用しよう

社会人にとって一番の課題は「学習時間の確保」です。

「社会人の英語学習実態調査」によると、次のようなデータが分かります。

1週間あたりの英語学習時間
0分〜30分未満・・・ 41.4%
30分〜1時間未満・・・ 24.5%
1時間〜3時間未満・・・ 22.7%
3時間〜5時間未満・・・ 7.3%
5時間〜7時間未満・・・ 2.4%

1週間に1時間だけ勉強したってTOEICスコアが上がるわけありません。

100〜200点のレンジで点数を上げたいと望むなら、1日2時間程度は勉強時間を確保するつもりで計画を立てるべきです。

その時に大事なのが「スキマ時間」を活用するということ!まとまった勉強時間を取れなくても、電車での移動中や昼休みなどの空き時間を活用すれば、合計2時間以上勉強することは意外とできるものです。

ライフスタイルを大きく変えずにスキマ時間を活用するのに役立つのが、スタディサプリENGLISH TOEIC対策コースです。

スタディサプリTOEIC対策コースなら、最短1日3分から、スマホでどこでも勉強できるのでスキマ時間で学習時間を積み上げてレベルアップできますよ。

予定がカッチリ決められたTOEIC通信講座もおすすめ!

[st-kaiwa1 img=”https://smarteigo.jp/wp-content/uploads/2019/05/toeicer004.jpg” name=””] 忙しくて計画を自分で考えているヒマなんてない!毎日のやる事がもう決まっている教材は無いの?
[/st-kaiwa1]

本記事を読んで、このような心の叫びを発した人もいらっしゃるでしょう。

計画を立てるのは面倒くさい作業なので、無理もありませんよね。

書店で見かける教材だと自分で計画を立てて進める必要がありますが、TOEIC対策の通信講座を利用すれば、そのような煩わしさから解放されます。

[st-kaiwa1]おすすめはアルクのTOEIC完全攻略シリーズです。[/st-kaiwa1]

アルクのTOEIC完全攻略コースでは、1日ごとにやるべきこと(1日60分程度)がカリキュラムで事前に組んであるので、あなたはそれに従って勉強をこなしていけばよいだけになっています。

500点、600点、700点、800点、900点と100点刻みのレベル別でコースが分かれているので、自分の実力と目標スコアに合わせて最適な教材を選ぶことができます。これなら面倒な計画作りから解放されて、自分に合った勉強に専念できますね。

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「独学でTOEICをがんばる」と決断する前に、無料体験なども活用して検討しましょう。

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