TOEICスコア別の正答率、勉強時間、英語力の目安を935点の私が解説

「自分に必要なTOEICスコアは何点なのか?」

「TOEICで何点とれば、どれくらいの英語力だと評価してもらえるのか?」

TOEICは日本で最も普及している英語資格であり、企業が人材採用や海外勤務の社員を選抜する際にもTOEICスコアが参考にされています。

ここではTOEICスコアを100点ごとのレンジに分けて、それぞれのスコアの示す英語力がどれくらいのものか整理しました。自分の目指すスコア、レベルがどこにあるのか確認してみてください。

TOEICスコアの目安、習熟度の一覧表

TOEICの点数は以下のように、A~Eまでランク分けがされています。

 

Aランク 860~990 Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる。
Bランク 730~860 どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている。
Cランク 470~730 日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションがとれる。
Dランク 220~470 通常会話で最低限のコミュニケーションができる。
Eランク 5~220 コミュニケーションができるまでに至っていない。

出典:TOEICスコア PROFICIENCY SCALE

TOEICレベル一覧表

TOEIC500点未満のレベルはどれくらい?

TOEICを主催する「一般社団法人 国際ビジネス・コミュニケーション協会」の公開している2016年度の受験者数やスコアのデータを分析した資料によると、TOEIC IPテストの平均点が466点となっています。

つまり日本人のTOEICの平均点は、500点に少し足りないくらいのレベルです。

英会話:単語を並べる程度、意思疎通は難しい
リスニング:断片的にしか聞こえない、雰囲気で相手の意図をくみ取る
リーディング:半分以上が知らない単語、文法で読むのが苦痛
英検:4級~3級レベルに相当

中学、高校と英語をそこそこ勉強してきたけど、英語に長いブランクがあるような人が何も勉強しないでTOEICを受験すると、400点台のスコアになることが多いです。(もし中学レベルの英語もあやしいと200~300点という悲惨な結果になります。)

TOEIC400点台の人は一定の基礎ができているものの、まだ英語初心者のレベルだと認識する必要があります。

海外旅行なら、単語だけを並べてやり取りすることもできますが、企業では「TOEIC500点未満は英語が苦手な人」という評価になります。

TOEIC500点台のレベルはどれくらい?

英会話:短い言葉のやり取りはできるが、長い会話はムリ
リスニング:知っている単語は聞き取れるが、文章の意味をつかむのは難しい
リーディング:数行の文章なら読めるが、長文になると読解ができない
英検:準3級~準2級レベルに相当

500点台に届くと、何とかコミュニケーションができるレベルです。

飛行機やバス、電車の時刻表を見て書いてあることを理解できるようになります。英語で書いてある看板やメニューを見ても内容がだいたい分かります。

ですが、ビジネス文書を読みこなすには実力が足りません。高校レベルの文法になると理解が追いついてない所がある人もいます。

会話も2,3語の短いフレーズでやり取りはできますが、少し複雑な文章、長い会話になるとついていけなくなります。

TOEIC600点台のレベルはどれくらい?

600点以上になると、仕事に関連する文書やメモも理解できるようになってきます。海外旅行なら一人で行っても何とかなるでしょう。高校時代にマジメに英語を勉強して文法や読解の基礎ができている人であれば、特に勉強しなくても取れるスコアです。

英会話:ゆっくりの会話なら、コミュニケーションが成立するレベル
リスニング:集中すれば全体を理解できるが、長くなると聞き取りできない
リーディング:長文も読めるが、ストレスが大きい。知らない単語が多くて意味が理解できないことが多い
英検:2級レベル(準1級には届かない)

日本企業においては、グローバル化に対応するために社員に期待しているスコアの平均が600点です。

企業の中で英語力を評価してもらいたい人にとって、TOEIC600点は最低限取っておきたい点数だと言えます。

TOEIC600点を目指す人のための勉強法の記事もぜひ参考にしてください。

TOEIC600点のレベルとは?600点到達の対策・勉強法、おすすめ教材・参考書

TOEIC700点台のレベルはどれくらい?

ビジネスで使う会議の文書や、メール、メモ、通達など読んで理解できるようになります。

700点以上、特に「730点」は海外部門への異動や中途採用の応募条件とする企業も多いので、転職を視野に入れている人は確実に取っておきたいスコアです。

英会話:日常業務に関する話を英語でやり取りできる
リスニング:仕事に関することなら大丈夫、ナチュラルスピードは無理
リーディング:仕事上の文書なら読みこなせるようになる
英検:準1級レベル

職場での会話も何とかできるようになりますが、ネイティブ同士の会話となると全然理解できなくなります。

英会話の経験値によって個人差はありますが、相手に聞かれたことも何とか応答して会話を成立させられますが、あせると文法上のミスが目立ちます。

TOEIC700点を目指す人のための勉強法の記事もぜひ参考にしてください。

TOEIC700点のレベルとは?700点到達の対策・勉強法、おすすめ教材・参考書

TOEIC800点台のレベルはどれくらい?

860点以上は「Aレベル」とされ、すぐに海外部門で働くことができると評価されます。

海外で活躍したい人が、人事に英語力をアピールするためには絶対に800点以上取ることが要求されます。

英会話:語彙や文法の正しさも意識しながら、ビジネスの場で会話ができる
リスニング:ナチュラルスピードは無理だが、意味を理解しながら英語のまま理解できる
リーディング:大きなストレスもなく、長文の読解もできる
英検:準1級レベル

800点台に到達すれば、英語で議論することもできるようになってきます。

時々知らない単語・フレーズにぶつかって上手く言えないこともありますが、別の言い方で伝えるなどの対応ができるようになります。

ネイティブレベルの流暢さには遠いですが、仕事上で使う分には問題ないです。

TOEICレベルのリスニング、リーディングは自信をもって対処できますが、英語のニュース記事や放送などを理解するには、もっとトレーニングが必要な段階にあります。

実践的な英語力を身につけたい人は、オンライン英会話などで英語をアウトプットするための勉強時間を増やすことをおすすめします。

TOEIC800点を目指す人のための勉強法の記事もぜひ参考にしてください。

TOEIC800点のレベルとは?800点到達の対策・勉強法、おすすめ教材・参考書

TOEIC900点台のレベルはどれくらい?

900点以上取れるようになると、日本では「英語上級者」として評価されます。中途採用でも900点以上を指定する企業はほとんどありません。

リスニング、文法、英文読解、語彙を正確に把握しており、TOEICに留まらず洋書やニュース記事、映画など自分の興味に合わせて様々なことを英語でインプットできる素地ができていると言えます。

ただし、900点以上には帰国子女、TOEICマニア、英語教師、仕事でバリバリ英語を使う人などバックグラウンドが様々です。

900点と言っても、人によって実力は様々で、特に英会話のレベルは日々どれくらい英語を話す機会があるかによって大きく差が出ます。

英会話のレベルは700点台と大差ない人もたくさんいます。

900点台だからといって、全員がネイティブレベルの英会話ができると判断してはいけません。

TOEIC目標スコアに必要な正答率

自分の目標スコアに届くためには、TOEICのテストで何問正解すればいいのでしょうか?

TOEICを運営する「国際ビジネス・コミュニケーション協会」の発行している公式問題集には正答数とスコアの換算表が載っています。それを参考に、正答数とスコアの対応表を作成しました。

それぞれの目標スコアに必要な正答数の目安は以下のようになります。

TOEICスコアアップを目指す人は、ぜひ参考にしてください。

TOEICに必要な勉強時間はどれくらい?

この表から、TOEICスコアを100点上げるためには「約225時間の勉強時間」が必要だということが分かります。

もちろん、勉強時間は個人の英語力や学習法によって変化するものですが、場合によってはこれくらいの時間をかけないとTOEICの点数=英語力は伸びていかないことを認識しておきましょう。

【まとめ】TOEICスコアが示す英語力の目安

TOEICスコア別に、どれくらいの実力があるのかという目安を見てきました。

社会人の方であれば、企業の中で評価されるために最低600点は取っておきたいところです。さらに海外勤務や転職活動を希望する場合は、700点、800点とより高いスコアを目指して勉強しなければいけません。

勉強時間を積み上げるには、5~15分くらいのスキマ時間や電車での移動時間などを上手く活用するなど、時間の使い方が大切です。自分のレベルに合った適切な勉強法を取り入れて、時間対効果を高める工夫も必要です。

でも多くの人にとっては、自分で勉強法を研究しているヒマなんてありません。

忙しい人はムリに独学をせず、TOEIC対策のプロの指導が受けられるコーチング型のTOEICスクールに通うとか、良質なアプリを活用するという手があります。

まさにお金で「時間と知恵」を買うという感覚です。

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