毎日終電で多忙だった元エンジニアの私がTOEIC600→900点を達成した勉強法

ブラックで多忙な現場を渡り歩き、ほぼ毎日が終電帰りだったSE(システムエンジニア)だった私がTOEIC600点から900点まで点数アップするために実践した勉強法を紹介します。

・忙しくて勉強する時間がない
・スコアが上がる勉強法を知りたい
・独学でTOEICスコアUPしたい

これらに当てはまる人には、この記事の内容を役立てていただけると思います。

私は大学時代に初めてTOEICを受験、その結果は600点でした。

就職してからTOEIC対策のための勉強を本格的にスタート、845点を取りました。その後は仕事に忙殺されてましたが、転職活動も視野に入れて勉強を再開、ついに900点以上を取ることができました。

SEとして、いくつかの開発現場を渡り歩いた私。炎上案件に突っ込まれることが多かったです。

・平日は毎日残業。終電を逃さないように最寄り駅までダッシュ!
・土曜に出勤するときは午後から夜まで
・泊まり込みで作業して机で寝ることも
・日曜だけは死んでも休むようにしていた
・プロジェクトの合間にはヒマな時期も少しあった(そのスキに勉強!)
・座りっぱなしで肩と腰がずっと痛い(整体で回復)

定時ダッシュならぬ、終電ダッシュな日々でした。以下は、私のTOEICスコアの変遷です。

  • TOEIC初受験 600点
    大学時代にノー勉で初受験。
  • 新入社員 600→845点
    2ヶ月間で150時間勉強し、845点を達成。
    アジア圏の支社から来た外国人の社員と英語で仕事をする機会も。
    TOEICはサボったら700点までダウン…
  • 社会人5年目 910点GET
    転職を視野に再開、フィリピン留学を1ヶ月経験
    帰国後に受験、800点まで復活 → 910点を達成
  • 現在 900点台を維持
    定期的に受験 自己ベスト935点(2018年10月)

本記事ではTOEIC600→900点までスコアUPするまでの勉強のやり方、学習時間など紹介します。

私の経験談を知ることで、みなさんのTOEIC対策の参考にしてもらえると嬉しいです。

TOEIC初受験の結果は600点

地方で生まれ育った私は留学経験もなく、英語もぜんぜん話せませんでした。初めて外国人と話したのは、高校時代。交換留学で来たアメリカ人の男の子とオーラルコミュニケーションの授業のときでした。

 

目の前に外国人がいることにドキドキしながら(笑)、音楽の話をしようと思い、「I like OASIS!!(オアシスが好きなんだ)」と話かけました。

すると「I see…(なるほど)」と返事をされ、そこで会話が終わったのをハッキリおぼえています。

 

そんな私がTOEICを初めて受験したのは大学時代でした。

軽いノリでTOEICを初体験

当時はTOEICでどんな問題が出るのかも把握しておらず、ほぼ準備ゼロの軽い気持ちで受験しました。大量の問題に圧倒され、疲れ果てたのを覚えています。

【参考】TOEIC935点の私がTOEICをノー勉で初受験したときの体験談

TOEIC公開テストはいつも平均点が560~580点の間になるように処理されます。当時の私は、運よく平均より上のスコアを取れたことになります。

ノー勉でも600点を取れた理由は、受験英語で文法や英文読解の基礎がしっかりできていたおかげです。

Toshi

多くの批判を浴びる受験英語ですが、英語の基礎力を養う一定の効果があります。高校の3年間で1800時間くらいは英語を勉強したと思います。受験英語の勉強法については今回は省略、また別の記事でご紹介できればと思います。

大学時代にリスニングの勉強法を知る

受験勉強をしていた頃の私はリスニングにすごい苦手意識がありました。田舎だと誰もリスニングの勉強法について知らなかったので…

しかし、大学で外国人と英語で話す機会を何度か経験、その時にリスニング力を鍛える方法としてシャドーイングやディクテーションがあることを知りました。

教材を買って試してみると、本当にリスニングが上達したのを実感。留学しなくても日本にいながら英語が上達できると分かった瞬間でした。

新卒1年目 600→845点を達成!

TOEIC模試でひたすら反復学習

入社後の4月から2ヶ月間は毎日TOEICの勉強をしていました。開発現場にアサインされて忙しくなる前に、自己ベストを更新しておいたほうが有利かもしれないと考えたのが動機です。

勉強期間:2ヶ月
1日あたり:2~3時間
学習時間:150時間

 

受験英語で文法や読解の基礎はできていたし、リスニング力を伸ばす勉強法も理解していたので、2ヶ月間は本番と同じ形式の問題集をくりかえし解く「反復学習」を黙々と実践していました。

2ヶ月間の具体的な勉強の進め方を図示すると、以下のようになります。

2ヶ月間で3つの模試を解くことを目安にして、土日のどちらかで本番と同じ時間配分で問題演習、平日は通勤時間や夜に自宅やカフェで復習をしていました。

リスニング・リーディング両方で英文1つ1つの構文や意味を確認しながら精読することで「ちゃんと読めること」を確認、あとは音読とシャドーイングをくりかえして英語をそのままの順番で聞いて意味を理解できるリスニング力、英文を読むスピードを鍛えていきました。

800点突破で使った教材

800点突破で使用したのは、TOEIC公式問題集でした。
公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 3

1冊につき2回分の模試が載っているので、2冊準備してから勉強をスタートしました。

なお、TOEICは2016年から出題形式が変化、難しくなっているので購入するときは必ず最新の形式に沿ったものを選びましょう。

TOEIC400~800点までの独学勉強法を935点の私が徹底解説

上司に「英語ができる奴」と思われる

社内ではTOEIC800点以上のスコアを持っている人はレアだったので、上司から「英語ができる奴」と評価され、英語のことはあいつに頼ろうみたいな雰囲気がなんとなくできていました。

私の場合TOEICのおかげで給料が上がることはありませんでした。

でもアジア圏の支社から研修に来た社員とのコミュニケーションを担当したりと英語を使う機会は何回かめぐってきて、良い経験をさせてもらいました。

日本企業ならばTOEICで高得点を取るだけで一目おかれるというのは、本当ですね。

勉強をサボっていたら、700点までダウン

無事に800点を突破できましたが、その後は多忙な現場を渡りあるくことになり、TOEICの勉強はほとんどしていませんでした。

たしかに英語を実地で使う機会はありました。

でも1日中英語を使って生活していたわけではないので、やはり継続的に勉強しないと英語力は衰えていくものです。

あるとき、久しぶりにTOEICを受験してみたら、700点まで点数が下がってしまいました…無念。

 

入社語の約4年間は炎上プロジェクトで忙殺されており、終電ダッシュの日々でした。

当時はスマホのTOEICアプリもほとんどない時代でした。私が今も実践しているようにスタディサプリENGLISHなどの優良アプリがあれば、電車の中とか昼休みをもっと活用できたんだろうと思います…

Toshi

【TOEIC935点の私の一押しアプリ】
中学レベルの文法の見直しから800点以上ハイスコア対策まで対応!最短2分からできるTOEICアプリの決定版

公式サイトへ移動します

社会人5年目 転職を視野に英語学習を再開

転職のタイミングでフィリピン留学

約4年のブランクが空いた後、転職活動も視野に入れてTOEIC対策を再開しました。もっともSEの場合、あまりTOEICスコアは見られない傾向にありましたが…

このときに自由な時間ができたのでフィリピンのセブ島にある語学学校に1ヶ月間通いました。毎日のマンツーマンレッスンではニュース記事の要約や発音の矯正など、スピーキングに特化した勉強をしました。

レッスン時間以外はTEDやニュース記事の内容を予習、1日10時間は英語学習に費やしていました。ただしTOEICのための勉強は一切していませんでした。

勉強期間:1ヶ月
1日あたり:10時間
学習時間:300時間

 

帰国後にTOEIC対策を再開、910点を達成!

TOEICに特化した勉強は、帰国後に仕事をしながらやっていました。

勉強期間:4ヶ月
1日あたり:1~2時間
学習時間:200時間

 

勉強のやり方は800点突破のときに実施したのとほぼ同じでした。通勤中や昼休みなどのスキマ時間も使い、1日2時間は学習時間を確保するようにしていました。相変わらず残業が多く、深夜2時すぎまで勉強している日もあり、結構きつかったです。

また、TOEIC900点を超えるには土台となる英語力をもっと鍛える必要があると思ったのでフォニックスで発音を1から勉強したり、TEDのプレゼンや洋画などTOEICより速い音声教材でリスニングの勉強をしたりと、工夫していました。

 

オンライン英会話は、趣味程度に週1~2回はレッスンを受講していました。

でも英会話レッスンが直接TOEICの点数UPにつながったという実感はありませんでした。インプットした事を実際に使えるように練習する場がオンライン英会話なので、インプット中心のTOEICに大きく影響するということは無さそうです。

 

英語力維持のためにTOEICを定期的に受験 900点台をキープ

現在は英語力が維持できているかチェックする意味合いで定期的にTOEICを受験、今のところ900点以上をキープしています。(第235回TOEIC公開テストで自己ベスト935点を取りました!

 

900点台を維持するためのTOEIC対策ですが、TOEICアプリの決定版とも言える【スタディサプリ ENGLISH】に絞り込んで勉強しています。スマホアプリなら紙のかさばる教材を持ち歩かずに、スキマ時間でも気軽に勉強できるので便利です。

後はCNNなど英語のニュースやTEDのプレゼンを聞いたり、時々オンライン英会話のレッスンを受けたりしています。

600→900点まで8年間、その間の勉強時間は?

ブラックな開発現場を渡り歩いてきた私が900点を突破するまでにやってきた勉強について紹介しました。

単純に数えると、大学時代の初受験で600点を取ってから900点を取るまで8年間もかかってしまいました。

 

半年や1年の学習期間で900点以上を取っている人もいるので、ちょっと時間がかかりすぎたように見えます。

ここで、実質的な勉強時間を計算してみます。

・TOEIC600点まで(受験英語) 1800時間
・600点→800点突破 150時間
・フィリピン留学 300時間
・800点→900点突破 200時間

勉強時間を合計すると、2450時間となりました。

TOEIC600点に届くまで、1800時間も勉強してしまいました…

私の場合、受験英語でみっちり勉強したのが文法や読解の基礎を作るのに役立ってくれました。高校時代の私はリスニングが全然ダメだったので、もっと早くからリスニング上達法を知っていればよかったです。

 

600点から900点突破までの勉強時間を計算すると、650時間です。

 

1日3時間勉強すれば約7ヶ月で同じ勉強量が確保できます!!

 

1日3時間勉強すれば約7ヶ月で同じ勉強量が確保できます!!

 

1日3時間やっても7ヶ月…

650時間の勉強量はやはり大変です。

ただし、私の場合は受験英語の延長で、自分でやり方を試行錯誤しながらの勉強だったので非効率なところも多かったと言えます。

自分のレベルに合った勉強をどこからやればいいのか?という見通しができた状態で勉強をスタートしていれば、900点突破までの学習時間はもっと短くできたと推測できます。

独学でやってきて「もっとこうすれば良かった!」と思うこと…

仕事をしながら独学で935点まで点数UPできた私ですが、勉強のやり方を振り返ると皆さんに「参考にしてほしい」部分と「ここはもっと良い方法があるよ!」と思える部分に分かれます。

参考にしていただきたいのは「反復学習」というスタイルです。

あれこれ多くの教材に手を出さず、これと決めたものに絞り込んで何度も繰り返し勉強するというやり方です。これは脳の記憶の仕組みともマッチしており、勉強の王道と言えるものです。

【参考】1ヶ月で500個の英単語を覚える方法

逆に「もっと良いやり方があるな」と思える部分も多いです。

たとえば、発音の勉強をもっと早くスタートしていればリスニングをもっと楽に上達できたはずです。

高校時代に英文読解や文法の暗記ばかりをしていないで、ディクテーションやシャドーイングなどの勉強も実践できていれば、リスニングが全然できずに悩む苦しむこともなかったでしょう。

 

過去の私のように、多忙なプロジェクトを渡り歩くSEのような生活を送る人は少数派だと思いますが、勉強時間の確保はすべての社会人にとって大事なテーマです。

自分のレベルや弱点をしっかり把握して、それに合ったやり方でトレーニングをしないと効果的に英語力を伸ばすことができません。

英語は筋トレと似ていて、筋肉の1つ1つに合わせたやり方で負荷をかけるのが大切です。

 

実は、この「自分の課題やレベルを客観的に把握すること」が最も難しい問題だったりします。

そのためにはTOEICをまず受験して自分のスコアを知ることが有効です。また、最近流行りの英語コーチングを受講して専属コーチの指導の下で勉強するのも、短期間でのTOEICスコアUP、英会話上達を達成するために有効な選択肢です。

【参考】忙しい人ほど英語コーチングを受講して英会話・TOEICスコアを伸ばすべき理由

まとめ

過酷な開発現場を渡り歩いた元SEの、TOEIC600→900まで点数UPした勉強のやり方、勉強時間などを紹介してきました。

海外の留学経験がなかった私でも、社会人をやりながら独学で900点までスコアを伸ばせました。

努力すれば、TOEIC800~900点は今からでも手に届く世界だと言えます。もっとも、途中でフィリピン留学というボーナス期間があったわけですが…

 

以下の記事では、
「社会人になってから英語をやり直し、TOEIC点数UPを目指す人のための勉強法」を目標スコア別に紹介しています。

昇進や転職のために、TOEICスコアを上げなければいけない人は、ぜひ参考にしてください。