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TOEICと英検の違いを比較【レベル別の換算表、出題内容、メリット】

TOEICと英検は、日本で最もメジャーな英語資格です。

TOEICはビジネス上の話題を扱うリスニング・リーディングのテストです。

日本国内の企業では昇進・異動の条件に指定され、社会人や就職活動中の大学生の多くが受験しています。

一方で英検は、中高生が内申点のために受験することが多いので「受験英語」というイメージが強いですが、実際に政治、経済、社会問題など幅広いテーマから出題されます。

「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能を評価するので、TOEICよりも総合的な英語力が要求されます。

今回は、TOEICと英検それぞれの特徴を見ながら、その違いを比較していきます。

[st-kaiwa1]TOEICと英検のスコア換算も紹介するので、これを読めば2つの試験の難易度のおおよその目安をつかむことができます。[/st-kaiwa1]

結論を言うと、どちらの試験にも優劣は無いですが、社会人の英語力アピールにはTOEICのほうが有利です。就職や転職、昇進に役立てたい人はTOEIC対策を優先的にやりましょう。

TOEICと英検の試験の特徴

そもそもTOEICテストとは?

TOEICと一口に言っても、今では3種類のテストがあります。

・TOEIC®︎Listening&Reading Test
・TOEIC®︎Speaking&Writing Test
・TOEIC®︎Bridge®︎Test

この中で日本で一番普及しているのはListening&Reading Testです。一般にTOEICと言えば、この試験を指します。

評価項目 リスニング、リーディング
出題内容 ビジネス・日常での
コミュニケーション
問題構成 全200問
「リスニング問題:100問」
「リーディング問題:100問」
試験時間 計120分
「リスニング問題:45分」
「リーディング問題:75分」
評価基準 10点~990点の5点刻みで採点
受験料 5,725円
開催数(年間) 10回
受験人口(年間) 約250万人
主な受験者 社会人、大学生

年に10回、全国各地で開催され受験料も安価なので、日ごろの英語学習の成果指標としても活用できるのがTOEICです。

多くの人数が同じテストを一斉に受験し、統計的な処理をして5点刻みで採点するので、客観的に実力を把握できます。

そもそも英検とは?

英検(実用英語検定)はTOEICとよく比較されますが、違う点が多いです。

TOEICは全員が同じ試験を受けますが、英検は級(5級、4級、3級、準2級、2級、準1級、1級)によって問題が分かれています。

評価項目 「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能
出題内容 日常会話から
社会的なテーマまで
問題構成 級によって異なる
試験時間 級によって異なる
評価基準 合格・不合格
受験料 5級:2,500円~1級:8,400円
開催数(年間) 3回
受験人口(年間) 約360万人
主な受験者 中高生が多い

英検の難易度としては2級で大学入試レベル、1級が大学上級程度と言われています。

どちらかと言うと、TOEICよりはセンター試験や大学入試の英語のテストと似ているところが多いです。ビジネスよりも医療やテクノロジー、政治経済、社会問題など大人に求められる教養と関係のある問題が多く出題されます。

TOEICと英検の特徴、世間一般の評価の差

英検は受験英語に近く、中高生が多く受験しています。内申点など受験で優遇されるからです。

一方で、TOEICは「ビジネス英語」と言われて社会人の英語資格と言えばTOEICという位置づけです。

TOEICは5点刻みで受験者全体の中の自分のレベルが把握でき、英検は級で難易度が分かれるので一歩ずつ上の級を目指すというやりがいがあります。

両方とも文法・語彙力など基礎的な英語力を必要とするし、成果を出すにはある程度時間がかかります。

TOEICと英検の特徴や評価の違いをまとめると、以下のようになります。

・級を選択できる英検のほうが自分に合わせた勉強ができる
・TOEICはリーディングとリスニングだけなので対策しやすい
・開催頻度はTOEICのほうが多く、受けやすい
・受験や内申点を狙うなら、英検がおすすめ
・ビジネスシーンで有利なのはTOEIC

個人的には英検の試験勉強をすることで、より教養レベルの高い英単語を覚えて、読みこなせる文章の範囲も広くなるし、スピーキングの練習もできるので、やる意義はめちゃくちゃ大きいと思います。

一方で、他人から「この人英語できるんだ!」と思ってもらえるのに役立つのはTOEICのほうです。なぜかそうなっているのかは不明ですが、それが現実です。

したがって、日本のビジネスシーンで英語力をアピールするならTOEICのほうが役に立ちますよ。

TOEICと英検のレベル換算

TOEICと英検の点数は以下のように換算できると言われています。

英検 TOEICスコア
1級 900以上
準1級 800以上
2級 700以上
準2級 600以上
3級 500以上
4級 400以上
5級 300以上

この表は、あくまでも目安です。

TOEICと英検とでは評価される能力も、出題内容も異なるので厳密な比較をすることは不可能です。

英検1級はTOEIC900点以上に相当するとなっていますが、900点以上の人でもなかなか合格できないほど英検1級は難しいテストです。英検5級と4級はスピーキングの試験はないし、2級と準1級の間には難易度にかなりの差があるのが事実です。

換算表はあくまで目安として考えればいいです。はっきり言って、気にする必要はないです。

TOEICと英検の試験内容の違い

TOEICと英検は、以下のように試験内容が異なります。

英単語

TOEICはビジネス英語と言いつつも専門的な語彙は出てこないし、語彙が制限されたテストです。初歩的な日常会話、ビジネス英語で使われる単語が多いです。

TOEICの勉強をするときは、それに特化した英単語教材で学ぶことが効果的です。

一方の英検は級ごとに試験問題が分かれており、級ごとに単語のレベルが変わるため対策がしやすいです。政治経済、生物や科学など、特定ジャンルにかかわる英単語も出題されるので、特に2級以上になると、TOEICより高度な英単語を覚えていくことになります。

英文法

英検には文法知識だけを問うような問題は出ません。長文問題の読解や英作文で文法を正しく使えるのかが問われます。

TOEICも試験全体で文法知識が問われますが、特にPart5で文法に関する問題が多く出題されます。

英検、TOEICともに文法は「知ってて当たり前」の基礎知識という扱いです。中学・高校レベルの文法知識を正確に理解できていれば、自信をもって問題に対処できるように試験は作られています。

リーディング

TOEICは、大量の文章を限られた時間で読みこなす能力が問われます。制限時間に対して問題数は多いので時間配分がスコアUPの決め手になります。

一方、英検は英文を丁寧に読み解く読解力、理解力が問われるので、英単語・文法をベースにしてやや専門的な内容を読みこなせるかどうかが大事です。社会一般の常識を前提にした出題もあるので、背景知識についてもある程度知っておくことが求められます。

リスニング

TOEICのリスニングは日常やビジネスでの一場面を想定した問題が多いです。全部で4つのPartから構成され、リーディング問題と同じく短時間で大量の問題を処理するのが特徴です。

英検はTOEICよりもボリュームが少ないですが、日常会話からアカデミックまで話題は幅広く、内容もTOEICより難しいです。

ライティング

TOEICにはライティング(英作文)はありませんが、英検には筆記試験で英作文の問題があります。

上位の級になると、論理的に自分の主張を伝える文章構成力も要求されます。

英作文対策はプロに添削してもらうと効率的です。

英作文が苦手な人はネイティブキャンプベストティーチャーなど、英検対策の教材・コースがあるオンライン英会話で英作文と面接両方の対策をやると良いでしょう。

スピーキング

TOEICにはリスニング、リーディングだけを評価するので、英会話ができなくてもハイスコアは取れます。

もちろん、勉強するときに音読やシャドーイングなどを取り入れることは大切です。

一方の英検は3級以上からスピーキングの面接試験があり、スピーキング能力の良し悪しで合否が決まります。

TOEICと英検に優劣は無い

ここまで見てきた通り、英検とTOEICの間に明確な優劣はありません。

自分の目的に合わせて、どちらを受験するのか決めて問題ありません。

現実的なことを言えば、TOEICのほうが就職活動や転職、昇進でアピールになる資格です。最近SNS上でもよく言われる「錯覚資産」というやつですね。

英検で学ぶ英単語などは、英語のニュースや記事を読むときに役立つのは事実ですが、社会人はまずTOEICで学習成果を測るようにすると周囲に「あいつ英語できるな」というアピールがしやすいですよ。

TOEICの具体的な勉強法を知りたい人は、こちらの記事も是非お読みください。

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