・正解を選ぶための回答テクニック
・集中力を2時間維持して受験するコツ
なんてこと、よくある失敗談ですよね。
TOEICの試験直前に何をすれば良いのか?
そう悩む人も多いと思います。
今回は独学でTOEIC935点の私が、直前でも50点くらいのスコアUPが期待できる直前対策のコツを紹介していきます。
\3ヶ月で200点UPの成果が続々/
Contents
TOEICテスト5日前からできる直前対策
残念な話から入りますが、TOEICスコアに必要な英語力は5日間で急激に伸びることはありません。
昨日までぜんぜん聞き取れなかった英語が分かる!英文がスイスイ読める!
そんな奇跡みたいな現象は決して起こりません。
直前でできることは、TOEIC試験の特徴・傾向に合わせた試験テクニックをみがくことです。
その点をご理解いただいて、以下を読み進めてください。
TOEICの試験問題の構成を把握すること
TOEICを初めて受ける、何年かぶりに受験するという人はまず最新の出題形式を確認しましょう。
TOEIC(正確にはTOEIC Listening & Reading Test)はリスニングとリーディングのレベルを測るためのテストで、リスニング100問、リーディング100問の計200問を120分の制限時間内に解いていきます。
リスニング問題 | ||
---|---|---|
Part1 | 写真の描写問題 | 6問 |
Part2 | 短い応答の問題 | 25問 |
Part3 | 2人または3人の会話問題 | 39問(13英文×3問) |
Part4 | ナレーション問題 | 30問(10英文×3問) |
リーディング問題 | ||
Part5 | 短文の空欄補充問題 | 30問 |
Part6 | 長文の空欄補充問題 | 16問(4英文×4問) |
Part7 | 長文読解問題 | 54問 |
さらにPart7の長文問題は次のように分類されます。
1つの長文:10題(29問)
2つの長文:2題(10問)
3つの長文:3題(15問)
この表を見て分かる通り、リスニング・リーディングともに長文問題が多く、効率的に問題をさばいていく感覚がスコアUPには欠かせません。
目標スコアに必要な正解数の目安をチェック
TOEICスコアは問題の正答率によって決まります。
自分が取りたい目標スコアに達するにはどれくらいの正解数が必要なのかを把握しておきましょう。
【参考】TOEICスコア別の正答率、勉強時間、英語力の目安を独学935点の私が解説
本番と同じ形式で問題演習をすること
テスト本番を想定して、模擬テストを自主的に行いましょう。
本番と同じくリスニング45分、リーディング75分の時間配分で、信頼できる教材を使ってトライしてみましょう。時間がない人は、リスニングとリーディングに分けてやっても大丈夫です。
実際に解いてみることで出題形式を把握し、時間配分のコツも見えてきます。
最も信頼できる教材は、TOEICの試験問題を作成している機関が出版している公式問題集です。
[wpap service=”with” type=”image-text-h” id=”4906033547″ title=”公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 4″]直前でも通用する各パートの解き方のコツ
TOEICの出題形式を把握した後は、Part1~7までの各パートの解き方のコツを学習しましょう。
たくさんの問題演習を通して「体で覚える」までやるのが理想的ですが、直前で身につくコツに絞り込んで対策することで、点数アップにつなげましょう。
Part1
Part1は音声読み上げの前に写真に何が写っているのか必ず把握しましょう。
写真の中で目立つもの、人物の動作などに注意して観察します。複雑な構文は出ないので、主語、主語、目的語などの文型を意識すれば十分に聞き取ることができます。
Part2
・出だしの語句を必ず聞き取る
・似たような音のひっかけに注意
Part2は冒頭の出だしの言葉に注意しましょう。
疑問文なら最初にWhere(どこ)、When(いつ)など何の会話かを示すヒントがくるので、出だしに集中することが大切です。
それから最初の疑問文のフレーズで出てきたのと同じ単語、似たような音の言葉を含む選択肢は「ひっかけ」であることが多いので選ばないようにしましょう。
Part3、Part4
・設問の先読みが必須
・放送中は音声の聞き取りに集中
複数人の会話やナレーションを聞き取るPart3、Part4では音声を聞く前に設問の先読みを必ずしましょう。
問題と問題の間隔は8秒間なので、その間に3つの設問だけは必ず読みます。選択肢は4分の3はウソなので、読まないでいいです。
そして放送が始まったら、音声を聞き取ることだけに集中します。放送は1回きりなので、回答に必要なヒントを聞き逃したらもう終わりです。
8秒以内に3つの設問を読む練習をしておきましょう。それだけなら5日間でも十分に時間があります。
Part5、Part6、Part7は時間配分に注意
リーディングは時間配分は肝です。以下の目安を頭に入れておきましょう。
TOEIC800点突破を目指す人の場合、目安となる時間配分はこちらです。
Part5:10分
Part6:6分
Part7 :59分
→ 合計:75分
Part5、Part6は1問あたり20秒のペースで解いていくことになり、合計16分~20分で解き終わることを目安にしましょう。Part7は残りの55~59分以内で解きます。
Part5は原則的に英文をすべて読みます。
文法、語彙問題は空欄の前後を見れば解けることもありますが、最近は英文を全部読まないと正解が見つけにくい問題が多くなっています。
Part6、Part7も本文を最初から最後まで読んで解くことが大切です。
Part6は長文問題ですが、「文章挿入問題」以外はPart5と同じです。
文章挿入問題は問題文を最後まで読んでからじゃないと、判断しにくいので最後に解きます。マークする場所のミスに注意しましょう。
Part7は時間に余裕がないので、飛ばし読み・スキャニングなどをしたくなる気持ちになる人もいると思います。しかし、初めて読む文章でどこに正解のポイントがあるのかを把握するには、全部読むしかありません。
私の場合、Part7は設問の1つ目だけを確認してから本文を読むようにしています。
[st-kaiwa1]設問の1個目だけを先に読んで、本文に入るというテクニックです。1つ目の設問のヒントがあるかな?と考えながら読み、途中で正解が分かったら回答用紙にマークします。正解がはっきり分からないときは、とにかく最後まで読んでから解くことにしています。[/st-kaiwa1]
集中力を維持するコツを身につける
TOEICはとにかく時間に余裕がない試験です。
リーディングの問題は先に説明したような時間配分を意識して解いていくことが大切です。
そして、リスニングのほうは短い間隔で次々に音声を読み上げるので、前の問題でつまづくと次の音声を聞き逃して、どんどん失点するという事態が起こります。
そうなると焦りでパニックになり、集中力も一気に落ちてしまいます。こういう事態に備えて事前に対処法を決めておくことをお勧めします。
(1)設問の先読みができなかった時
時間がなくて、設問の先読みに失敗した場合はその時点で音声のリスニングに集中するようにしましょう。
本文の後で、設問も読み上げられるので、1問ずつ冷静に解けばいいです。
とにかく焦らず、次の問題までにペースを取り戻すことが大切です。
(2)リスニングができず正解が分からないとき
TOEIC高得点の持ち主でも、つい油断して音声の一部を聞き逃すことはよくあります。
そうなると焦ってしまい、聞き取った内容をもとに考え込んでしまうのですが、そうすると次の問題にかける時間まで使ってしまうので、連続で失点する事態につながりかねません。
分からない問題は、思い切って捨てるしかありません。
次の問題に移る前に、ペースを取り戻すことを優先しましょう。そうすれば再び集中して設問の先読みができるようになります。
目標スコアに必要な正解数に届けばよいのだと考えましょう。
捨ててもよい問題数の上限を超えなければOKだと思うようにすれば、1つくらい聞き取れないものがあっても、集中力を絶やさずに最後まで問題を解いていくことができますよ。
マークしやすい筆記用具を用意する
TOEICはマークシート形式のテストです。
回答用紙のマークを塗るスピードは、問題を解くスピードに直結します。
マーク専用のシャープペンか鉛筆(HBかB)を使うことをおすすめします。
ふつうのシャープペンの芯は力を入れすぎると折れてしまうし、カチカチ芯を出していると時間のムダです。私はHB鉛筆を使っています。
マークシート専用の芯の太いシャープペンもあるので、そちらを活用するのも良いでしょう。
[wpap service=”with” type=”image-text-h” id=”B0772S2X9S” title=”ぺんてる マークシートシャープペン HB 消しゴム 替芯セット AMZ-AM113HB-SET”]TOEICのテクニック本を読む
TOEIC対策本の中には、時間のない社会人のために直前でもスコアが伸びるテクニック、勉強法を紹介したものがあります。それらを有効活用してスコアアップにつなげるのも良いでしょう。
[wpap service=”with” type=”image-text-h” id=”4757430485″ title=”CD-ROM付 TOEIC(R) L&Rテスト 直前の技術”][st-kaiwa1 img=”https://smarteigo.jp/wp-content/uploads/2018/09/s_face.jpg” name=”Toshi” from=”right”] 以上が、TOEIC5日前でもできる直前対策の内容です!!
[/st-kaiwa1]
TOEIC前日・当日の過ごし方
TOEICのテストは2時間で200題の問題を解くので相当な集中力と体力を使います。
当日のコンディション次第で50~100点くらいスコアが上下する人もいるくらいなので、試験の前日、当日は勉強よりも体調管理、コンディション作りを優先しましょう。
「前日の過ごし方のポイント」
・一夜漬けをせず、夜はしっかり睡眠時間を確保する。深酒もダメ。
・試験に必要な持ち物を事前に準備する。当日忘れ物に気づくと焦って集中できない。
当日もやはり、体調管理に注意すること、余計なことを考えずにテストに集中することが大切です。
「当日の過ごし方のポイント」
・夏はクーラーが効きすぎたり、冬は暖房で暑すぎたり、逆に全然きいてなくて寒い可能性もあるので、温度変化に対応しやすい服装で行く。
・試験直前に悪あがきで勉強しても大した効果はない。会場に着いたらリラックスして実力を発揮することだけを考える。
・本記事でも紹介した時間配分や集中力をキープするコツを思い出して、イメージトレーニングをしておく。
ここではポイントだけ軽く触れましたが、TOEIC前日・当日の過ごし方についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひ参考にしてください!
TOEIC5日前から開始してスコアを上げる勉強法
当日になって試験会場に行ってみたら椅子が固い、机が小さい、隣の人の鼻水の音が気になる等の不確定要素は色々あるものです。
こういうのは気になり出すと止まらないのでベストな対策は目の前の問題に集中できるようにコンディションを整えることです。
そのためには、当日までにしっかり勉強おくことが必要です。(結局これに尽きます)
短期間で目標達成するには、独学にたよったやり方では限界があります。
従来のテキストや参考書だと上手くいかず、挫折しそうな人にはスタディサプリENGLISH TOEIC対策コースがオススメです。
スタディサプリTOEICを使えば、TOEIC頻出英単語、文法、リスニング、リーディングの全てを網羅しているほか、人気TOEIC講師の関正生さんの分かりやすい5分解説動画も見放題です。
教材選びや勉強のやり方が分からない人も、安心して勉強を進めることができます。
7日間までは無料で試せるので、TOEIC本番7日前に登録すれば、試験当日まで使うことができます。
アプリの中にはいくつかの教材があるのですが、5日間で勉強するなら「パーフェクト講義」を重点的にやりましょう。
パーフェクト講義はPart1からPart7までの全パートの攻略法を網羅、学習コンテンツは全部で150個のレッスンがあります。
TOEIC必須・頻出の問題を51パターンの例題で丁寧に解説しているので、自分が苦手なパートから優先的に進めていきましょう。
【参考】スタディサプリTOEICを12ヶ月使って935点取った私の口コミ
【参考】スタディサプリTOEIC対策コースの使い方【スキマ時間の活用で目標達成】
TOEIC直前対策のまとめ
TOEIC直前でも50点くらいのスコアUPが期待できる対策・コツについて解説してきました。
TOEICは英語力を問う試験ですが、いわゆる試験テクニックでもスコアは左右されます。
本当は十分な時間を確保して対策するのが理想的ですが、直前にしか対策できない場合、試験テクニックだけでも理解しておくことで、50点くらいは点数UPが期待できます。
一夜漬けで勉強しても逆効果なので、今の自分の持てる実力を100%発揮することに集中してテストに臨みましょう!
もし本番で思うような結果にならなくても、次回に向けて振り返りをしっかりやって勉強を続けることが大切です。
[st-kaiwa1 img=”https://smarteigo.jp/wp-content/uploads/2018/10/tsuchimoto0I9A6480_TP_V4.jpg” name=””]自分で振り返りをやって、課題を分析したり、計画を立てたりするなんてムリ….[/st-kaiwa1]これまで勉強を計画的にやってきたことがない人だと自力で振り返りや対策、学習計画を考えようと言われてもどうしていいか分からないものです。
一人だと挫折しそうな人には、専属コーチがTOEIC学習の計画を立ててくれる短期集中型のTOEICスクールを受講しましょう。
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どれも週1回など定期的にコーチングを受けながら、学習計画に沿って毎日自習を進めていくスタイルです。
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それぞれカリキュラムや受講形式に特徴があるので無料カウンセリング・無料体験でお試しした上で、自分に合うものを選ぶようにしましょう。
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