100%の力を出しきる!TOEIC前日・当日の正しい過ごし方

どんな試験にも当てはまることですが、TOEICでも試験当日の流れを把握しておくことは実力を発揮するために絶対必要です。

TOEIC試験を間近に控えている皆さん。今すぐに当日の行動の流れや持ち物などを正確に言うことはできますか?

当日になってから証明写真を用意してないことに気づいたり、食事をするタイミングを逃したりすると精神が乱れてしまいます。スケジュールを理解して慌てず行動できるようになるとともに、試験本番中も落ち着いて問題に向き合うためのテクニックを知っておきましょう。

TOEICビジナー必見!試験前の正しい過ごし方を知ろう!

本番で100%に近いパフォーマンスを出せるのはどういう時か

人間が自分の力をほぼ100%出せるのはどういう場合でしょうか?それはリラックスしている状態で本番に臨むときです。

一流のオーケストラでも、演奏会の前には何度もリハーサルを繰り返します。演劇でも歌舞伎でも、徹底的に稽古をして舞台を踏むのは、日頃の反復練習が本番で良い技を出させるからです。TOEICは芸術表現とは違いますが、スポーツの、特に持久力と集中力が要求される競技と似たようなところがあります。本番でベストな結果を残すためには、日頃の反復学習が大切です。

TOEIC本番に向けたコンディション作りをしよう

翌日の試験で100%の実力を発揮するためにも、前日にきちんとコンディションを整えることは大切です。野球やサッカー、陸上競技などアスリートの世界でも、プロの選手はベストのパフォーマンスを発揮するためにお決まりの調整法で体調を整えます。

TOEICのようなペーパーテストでも、コンディションを整えるという発想は大切です。

TOEICは2時間で200問(リスニング100題、リーディング100題)という大量の問題を処理しなければいけないので、脳や肉体に尋常ではない負担がかかります。ペーパーテストだって視覚、聴覚そして手をフルに使い、脳で素早く情報を処理しなければいけないところは、スポーツと共通するところが多いと言えます。日頃の勉強の成果を100%発揮するためにも、適切な調整法があることを知っておきましょう。

試験前日に絶対やってはいけないこと

一夜漬けや徹夜は百害あって一利なし

TOEIC試験前日に張り切って猛勉強するのは止めましょう。とくに一夜漬けは絶対にダメです。TOEIC試験のベースにあるのは英語力。それに大量の問題をこなす情報処理能力や集中力が加わってスコアという結果にあらわれます。

英語力は1日勉強したからと言って急激に上がるものではありません。TOEICで必要な英文読解やリスニングの能力は継続学習によって作られるものです。前日だけ無理をするくらいなら、翌日にベストな体調で受けるためにもいつもと同じ時間に寝て、脳と体をしっかり休めましょう。そうすることで情報処理力、集中力も実力が発揮できる準備が整います。

前日にあせって英単語を暗記してもムダ

英単語の暗記ならば、直前でも役に立つとお考えの人もいるかもしれませんね。しかし英単語も反復学習を実践してこそ、記憶に定着するものなので勉強の王道にしたがえば、直前の大量暗記はあまりオススメできません。

それに、前日に100個や200個覚えたところでそれらの単語が全部出題されるわけではないので「これを絶対明日までに覚えるぞ!」というやる気も起こりにくいので、ダラダラと単語のページをめくる状態になりやすいです(私の個人的な体験から言って)。

さらに言うと、英単語を一度にたくさん覚えようとして一夜漬けをしてしまうのは最悪の勉強法です。

脳は私たちが寝ている間に、起きている時に覚えたことを整理するために復習し、大事な情報を短期記憶から長期記憶に移しています。一夜漬けをすると、覚えた単語は短期記憶にあるままなので、試験が終わればすぐに忘れてしまいます。これでは本当に使える単語力を培うことはできません。

初めて開く教材は前日に使わないこと

前日になって初めて開く教材は、残念ですが明日の試験の役には立ちません。

初めての教材で勉強しても覚えたことはまだ「短期記憶」のままで、「忘れにくい記憶(長期記憶)」を作るための反復学習をするための十分な時間が確保できません。

焦った気持ちで教材の内容を覚えようとしても、たいして効果はありません。翌日試験会場に行ったらほとんど忘れていることでしょう。

TOEICは英語の習熟度(Proficiency Level)を測る実力テストであり、学校の定期テストのように出題範囲が事前に決まっているテストとは違います。

一夜漬けでどうにかなる性質のものではないです。したがって、直前の詰め込みよりも、日頃からコツコツ努力を積み重ねる作戦で臨むほうが適しています。

さらに初めて使う教材には、本番への不安を煽るという危険性もあります。

十分にやり込んでいない教材では初めて見る単語・熟語に出会うものです。

すると、自分の知らない情報にばかり注意が向いてしまい、「やばい、この表現も覚えないと…」という具合に「知らないこと」「できていないこと」ばかり意識してしまい、明日の試験に対する不安を増大させてしまいます。自信を奪うことにもなりかねないので、試験前日に初めての教材を使うことはやめましょう。

TOEIC試験前日の正しい過ごし方

体をしっかり休める、深酒は禁止

TOEICの試験は毎回「日曜日」に開催されます。

社会人の皆さんは土曜日に飲み会やレジャーなどの予定を入れて夜にお酒を飲むことが多いでしょう。

しかしTOEIC試験の前日は夜遅くまで予定を入れず、早めに帰宅して体をしっかり休めることを優先しましょう。TOEICの試験は2時間で200題の問題を解くので相当な集中力と体力を使います。一生懸命に試験対策をしてきた人は自分の努力に報いるためにも、前日の疲れを残してはいけません。

前日に無茶な勉強をしてはいけないのも、疲れを残さずリラックスするという理由からオススメします。

新しい問題集を前日になってから使うのもいたずらに不安を煽り、気持ちをリラックスさせるのを妨げるので良くありません。

持ち物の準備・チェック

試験当日に必要な持ち物を前日のうちに必ず準備しておきましょう。

大事な受験票を忘れてしまうなどという凡ミスが置きてしまうのが試験の怖いところです。

まさか自分に限って…と思うとなぜか自分の身に起きてしまうものです。

「TOEIC試験で必要な持ち物リスト」
・受験票
・写真付きの本人確認書類
・証明写真
・筆記用具
・腕時計

受験票、本人確認書類、証明写真は受付で必要です。

受験票は2週間くらい前に郵送で自宅に送られてくるので、所定の欄に証明写真を貼ったものを持参します。ルール上、たとえ受験票を忘れたとしても試験を受けることはできるそうですが、余計なことに気をつかうよりも確実に準備しておくほうが気楽です。

マークシート形式の試験には鉛筆を使うとよい

試験で使う筆記用具は鉛筆かシャープペン、消しゴムだけです。

本番では筆箱・ペンケースを机の上に置いておくことはできません。筆記用具は落としたり、壊れたりすることも想定して複数用意しておきましょう。

マークシートの塗りやすさという点から、私はシャープペンよりも鉛筆(HBかB)を使うことをおすすめします。

マークシートの選択肢を塗るスピードは、問題を解くスピードに直結します。シャープペンの芯は力を入れすぎると折れてしまうし、カチカチ芯を出す作業も時間のムダです。鉛筆はシャープペンより芯が太いので折れにくく、一気に丸を塗りつぶせます。さらに使っているうちに芯の先が丸くなり、より塗りやすくなるというメリットもあります。

鉛筆を3本ほど用意しておけば落としたときも安心です。TOEICの試験では是非シャープペンではなく鉛筆を使いましょう。

試験当日の流れを把握しよう

TOEIC試験は毎回同じ時間帯に試験があります。当日の試験の流れを知っておきましょう。

11:45~12:30 受付
12:35~13:00 試験の説明・音テスト
13:00~15:00 試験開始~試験終了
15:00~15:15 問題用紙・解答用紙の回収
15:15(予定) 解散

11時45分に会場にきちんと到着すること

TOEICの試験会場は受験票が郵送されてくるまでどこが会場になるのか分かりません。今回の試験会場がどこになるのかを当日までに把握しておきましょう。

今まで自分が行ったことがない町、降りたことがない最寄駅にある建物が会場になることも十分ありえるので、Googleマップや乗換案内などのアプリでルートを確認しましょう。駅から少し歩く場合もあるので、徒歩の場合はGoogleマップのほうが便利です。

また、大学のように敷地が広く複数の建物があって自分がどの部屋に行くべきかわかりにくい場合もあります。そういうことも考慮し、遅くとも11時45分には会場に到着できるように行動しましょう。

当日に限って想定外のハプニングに見舞われることだってあります。嘘みたいな話ですが、以前に試験会場まで自転車に乗って移動していたら警察官に呼び止められて職務質問をされたことがありました…

受付終了までに軽く食事を済ませること

このタイムスケジュールを見るとわかりますが、ちょうど昼食の時間をまたいで試験が行われます。受付を済ませたら間もなく試験説明の時間となり、着席していないといけません。

昼食は事前にどこかで済ませておくか、コンビニなどで食べ物を買って試験会場近くで食べるしかありません。試験前にガッツリ食べすぎるのは止めましょう。食事をすると消化のために胃など腹部のほうに血液が多くまわり、頭の回転が鈍くなり、ウトウトしてきます。試験本番が13時~15時とあるように、絶妙に眠くなるタイミングなので、食事の量は普段より少なめにしたほうが良いです。

かと言って、何も口にせずに試験を受けるとエネルギー切れを起こします。試験のことばかりに気を取られて食事ができないと、途中で確実に空腹で気が散ってしまいます。(午前中で終わるように試験のスケジュールを変更してほしいと思うのは私だけでしょうか..)

アンケート用紙の記入~試験の説明・音テスト

受付をしたら待っている間に、解答用紙A面にいろいろ記入します。自分の名前や職種、TOEIC受験回数などテストには直接関係ない項目です。受付終了後、12時35分から試験の説明が始まります。

このとき、スーツを着た試験管(アルバイト?)がぞろぞろと会場に入ってきて問題用紙を配り始めます。それと同時にリスニングの音がちゃんと聴こえるかどうかの音テストも行われます。ふつうは問題なく聞こえるので、特に注意をはらう必要はないです。

試験開始~解答用紙の回収まで

13時になると試験開始となり、45分間のリスニング音声が流れるところからテストが始まります。かならずリスニング問題を全部解いてから、リーディング問題に移りましょう。TOEICは大学受験などと違って年に何度も受験できるので、望み通りの結果にならなくてもまたチャレンジできます。ここまで来たら開き直って目の前のテストに全力をぶつけるしかありません。

15時になると試験終了です。この時点で全部終わっていなくても、解答を止めなくてはいけません。この後、試験官が問題用紙と解答用紙を回収して数を確認し終えるまで部屋を出ることはできません。試験管から指示が出て初めて退出可能となります。あとは試験結果を待つのみです。

ここまでTOEIC試験当日の流れについて説明してきました。1日の行動をイメージしておくことで、当日になって慌てて行動しないで済むので、タイムスケジュールをしっかり把握しておきましょう。

試験本番で実力を発揮するための心構え

ここからはTOEIC試験当日で実力を発揮するテクニックとしてのコンディション調整法法をお伝えします。肝心なことはリラックスして普段の実力を出せるようにすること、周りの雰囲気に飲まれないことです。

受付で待つ間に問題集を解いてはいけない

試験会場に問題集や参考書を持参して問題を解いている人がいますが、私はオススメしません。会場までの移動時間も含めて、当日の朝は、教材をじっくり読んで理解するような余裕はないので斜め読みをする程度になります。これでは読んでいないのと同じなので、記憶に残ることはないでしょう。

さらに当日に問題集を読むことによるマイナス効果もあります。ページをめくるたびに大量の文字情報が飛び込んでくるので、本当にこれと同じレベルの問題が解けるのかと不安に駆られてしまいます。一度不安な気持ちになると、教材に載っている知らない単語や、難しそうな文章ばかりが目につくようになり、自信を無くしてしまいます。

したがって、当日になって新しい知識をインプットしようとするのは賢明な選択ではありません。気分を落ち着かせるために何かに目を通したいならば、何度も音読やリスニングをした問題集や単語帳くらいにしておいたほうがいいです。

荷物の重さは不安の大きさに比例します。会場にたくさんの教材を持ち込んでも役には立ちません。本番直前になれば頼れるのは自分の頭と体だけです。朝になってからジタバタしないで、極力リラックスした精神状態を維持できるように心がけましょう。

テスト開始前に実行すべきリラックス法

13時になって試験開始すると、1秒でも早く問題を解こうとして、気持ちが焦って平常心を失いがちです。そうすると普段の力の半分も出せなくなります。テストを受ける時一番大切なのはまずリラックスすることです。

そのために、試験が開始されても、すぐに問題を見ないようにしましょう。

最初はリスニング問題の説明をしている音声が流れてきますが、いきなりPart1の写真をパラパラめくるのではなく、3秒くらい目を閉じて深呼吸しましょう。そして周りをゆっくりと見渡し、他の人が問題を読んでいる様子を眺めます。

「あ、周りの皆も焦って解いてるなあ」それくらいの気持ちになれば、平常心を取り戻して、落ち着いて問題と向き合うことができます。その後でリスニング問題のページをパラパラとめくり、問題の形式に大きな変更はないだろうかチェックします。もしも問題形式が変わっていたらビックリしますが、早めに知れてラッキーくらいに思えば焦らずにすみます。最後にPart1の写真を眺めてください。余裕があればPart3の設問を流し読みしても大丈夫です。

周りの受験者の出す音は気にしない

周りの音に自分のペースを乱されないように気をつけましょう。TOEIC試験は、鉛筆やシャープペンがカリカリ動く音、紙をペラペラめくる音が結構うるさいです。自分が問題を解いてるときに隣からページをめくる音が聞こえると、なぜか自分だけ解くのが遅いんじゃないかという無意味な不安が生まれることがあります。

無理に速く解こうとして気負ってしまうと大事なセンテンスを見落としたり、集中力が途中で切れてしまったりするので、あくまでもリラックスすることが大切です。特にリスニング問題では、まだ放送の途中なのにマークシートを塗る音が聞こえてきます。わざとやってるんじゃないかと思えるほど、気になりだすと止まらないです。あくまでも意識は音声を聞くことにフォーカスさせ、音声を聞き終わってから解答用紙にマークしたほうがいいです。音声の途中でマークシートを塗ると大事な部分を聞き逃す可能性だってあります。

正解が分からなくても必ずマークシートに色を塗る!

たとえ正解が分からない問題があっても、「これが答えなんじゃないか」という選択肢を必ずマークする気持ちが大切です。

問題の正解を自信をもって選ぶことができなくても、消去法でも何でもいいから必ずマークしておくべきです。それこそ文章から読み取った文脈や単語・文法の知識を総動員してください。選択肢のA~Dのの4つのうちどれかが正解なので、当てずっぽうでも25%の確率で正解します。

しかし、リスニング問題では正解が分からなかった設問にいつまでも気を取られていると、すぐ次の問題の音声が流れてきます。直前の問題が終わったら次の問題に集中すること。そうしないと、大事なところをまた聴きのがして負のスパイラルに陥ってしまいます。

リーディング問題もよほどの上級者でないかぎり、一度解いた問題を見直す余裕はありません。1つ1つの設問は、出会ったその瞬間に必ずどれかにマークして振り返らないようにしたほうがいいです。かと言って必ず正解してやろうと深みにはまって時間をかけすぎると最後の設問までたどり着くができません。このところのバランス感覚は時間を計測しながら模試を解きましょう。