TOEIC直前対策!100%の実力を出せるテスト前日・当日の過ごし方

TOEICのスコアアップのために頑張った人ほど、明日の本番でちゃんと実力を発揮できるか不安になるのではないでしょうか?

TOEICのテスト前日・当日の過ごし方を工夫することで、100%の実力を発揮しやすくなります。

 

テスト当日は勉強の成果を発揮する大事な日です。

ベストな状態でテスト当日を迎え、当日のイメージを把握しておくことが大切です。

【参考】TOEIC直前で50点UPする対策・勉強法と過ごし方

私もTOEICのテスト前日は上手くできるかどうか不安になるので、平常心で受験できるように工夫しています。

今回はTOEICテスト前日の不安を何とかしたいと思っている人のために、役に立つ情報を紹介いたします。

TOEIC前日の正しい過ごし方

TOEICのようなペーパーテストでも、コンディションを整えることは大切です。

TOEICは2時間で200問(リスニング100題、リーディング100題)という大量の問題を処理しなければいけないので、脳や肉体に尋常ではない負担がかかります。

椅子に座って受けるテストであっても、脳をフル稼働させて素早く情報を処理しなければいけないところは、スポーツと共通しています。野球やサッカー、陸上競技などアスリートの世界でも、プロの選手はベストのパフォーマンスを発揮するためにお決まりの調整法で体調を整えます。

だからこそ、翌日の試験で100%の実力を発揮するためにも、前日にきちんとコンディションを整えることが大切です。

また、当日の行動についてもイメージトレーニングをしておくことが必要です。

  • 当日のスケジュールを把握しているか?
  • 試験会場に着いたら何をすべきか?
  • もしテスト中に分からない問題があったらどうするか?

など、前日のうちに行動のイメージを具体的に描けるようにしておくことで落ち着いて対処できるようになります。

体をしっかり休める、深酒は禁止

TOEICの試験は毎回「日曜日」に開催されます。

社会人の皆さんは土曜日に飲み会やレジャーなどの予定を入れて夜にお酒を飲むことが多いと思います。しかし、TOEIC試験の前日は夜遅くまで予定を入れず、早めに帰宅して体をしっかり休めることを優先しましょう。

 

TOEICの試験は2時間で200題の問題を解くので相当な集中力と体力を使います。

一生懸命に試験対策をしてきた人は自分の努力に報いるためにも、前日の疲れを残してはいけません。ですから、前日に無茶な勉強はしないほうが良いですね。

新しい問題集を前日になってから使うのもダメです。

「あ~この問題難しいなぁ。本番でも出てきたらどうしよう…」となり、いたずらに不安を煽ってしまいます。

持ち物の準備・チェック

試験当日に必要な持ち物を前日のうちに必ず準備しておきましょう。

大事な受験票を忘れてしまうなどという凡ミスが置きてしまうのが試験の怖いところです。

 

まさか自分に限って…と思うとなぜか自分の身に起きてしまうものです。

自動車を運転するときと同じ、「かもしれない運転」で準備をしましょう!

TOEIC当日に必要な持ち物リスト
・受験票
・写真付きの本人確認書類
・証明写真
・筆記用具
・腕時計

受験票、本人確認書類、証明写真は受付で必要です。

受験票は2週間くらい前に郵送で自宅に送られてくるので、所定の欄に証明写真を貼ったものを持参します。たとえ受験票を忘れたとしても試験を受けることはできるそうですが、余計なことに気をつかうよりも確実に準備しておくほうが気楽です。

マークしやすい筆記用具を用意しておく

試験で使う筆記用具は鉛筆かシャープペン、消しゴムだけです。

本番では筆箱・ペンケースを机の上に置いておくことはできません。筆記用具は落としたり、壊れたりすることも想定して複数用意しておきましょう。

 

TOEICはマークシートの塗りつぶすテストなので、マーク専用のシャープペンか鉛筆(HBかB)を使うことをおすすめします。

 

マークシートの選択肢を塗るスピードは、問題を解くスピードに直結します。

ふつうのシャープペンの芯は力を入れすぎると折れてしまうし、カチカチ芯を出す作業も時間のムダです。

最近ではマークシート専用の芯の太いシャープペンが販売されているので是非活用しましょう。

 

これなんかは、消しゴムと替え芯がセットになっていて便利です。特に消しゴムはマークシートの消したいところだけを狙って消せるように、細長い形状になっています。

ちなみに私はHBの鉛筆を使っています。使っているうちに芯の先が丸くなり、塗りやすくなるので気に入っています。

鉛筆は安いので、筆箱の中に5本くらい入れて会場へ行きます。たくさん用意しておけば落としたときも安心です。

TOEIC前日に絶対やってはいけないこと

一夜漬けや徹夜は百害あって一利なし

TOEIC試験前日に張り切って猛勉強するのは止めましょう。

とくに一夜漬けは絶対にダメです。

TOEIC試験のベースにあるのはあくまでも英語力(リスニング、リーディング)で、情報処理能力や集中力などの要素が組み合わさって結果にあらわれます。

 

英語力は1日勉強したからと言って急激に上がるものではありません。

TOEICで必要な英文読解やリスニングの能力は継続学習によって作られるものです。前日だけ無理をするくらいなら、翌日にベストな体調で受けるためにもいつもと同じ時間に寝て、脳と体をしっかり休めましょう。

前日にあせって英単語を暗記してもムダ

前日に単語を100個や200個覚えたところで、TOEICはその中の単語が必ず出てくるようなテストではありません。

英単語を一度にたくさん覚えようとして一夜漬けをしてしまうのは非常に効率の悪い勉強法です。

脳は私たちが寝ている間に、起きている時に覚えたことを整理するために復習し、大事な情報を短期記憶から長期記憶に移しています。一夜漬けをすると、覚えた単語を脳が整理するヒマがありません。記憶に定着していないままでは、試験が終わって30分もすれば忘れてしまっているでしょう。

 

TOEICのために語彙力をつけたい場合は、1ヶ月くらいかけて確実に覚えていられるように勉強する必要があります。

TOEIC前日に新しい単語を覚えることは止めておきましょう。

【参考】1ヶ月で500個英単語を覚える方法をTOEIC935点の私が解説

初めて開く教材は前日に使わないこと

TOEIC試験前日は、使い慣れた教材で復習を中心に勉強するのがベストです。

 

前日に初めて使う教材は明日の試験の役には立ちません。

それよりは今までやってきた問題集の解きなおしたり、復習したりすることに時間を使いましょう。

新しい教材の中身を焦って覚えようとしても、翌日試験会場に行ったらほとんど忘れていることでしょう。

 

TOEICは英語の習熟度(Proficiency Level)を測る実力テストであり、学校の定期テストのように出題範囲が事前に決まっているテストとは違います。一夜漬けでどうにかなる性質のものではないので、直前の詰め込みよりも、日頃からコツコツ努力を積み重ねる作戦のほうが合っています。

 

さらに初めて使う教材には、本番への不安を煽るという側面もあります。

初めて見る単語やフレーズに出会うと、自分の「知らないこと」「できない部分」に注意が向いてしまいます。「知らないこと」「できていないこと」ばかり意識してしまい、明日の試験に対する不安をかえって増大させてしまいます。

 

それでは自信を奪うことにもなりかねないので、試験前日に初めての教材を使うことはやめましょう。

【直前対策のことも詳しく紹介した教材はこちら】

 

ロバートヒルキ氏は有名なTOEIC講師の1人ですが、この教材は試験の7日前から始めても効果が出るテクニックがたくさん紹介されています。

TOEIC試験当日の過ごし方

TOEIC試験は毎回同じ時間帯に試験があります。

試験当日の流れを事前に把握しておきましょう。

11:45~12:30 受付
12:35~13:00 試験の説明・音テスト
13:00~15:00 試験開始~試験終了
15:00~15:15 問題用紙・解答用紙の回収
15:15(予定) 解散

11時45分に会場にきちんと到着すること

TOEICの試験会場は受験票が郵送されてくるまでどこが会場になるのか分かりません。今回の試験会場がどこになるのかを当日までに把握しておきましょう。

今まで自分が行ったことがない町、降りたことがない最寄駅にある建物が会場になることも十分ありえるので、Googleマップや乗換案内などのアプリでルートを確認しましょう。

駅から少し歩く場合もあるので、徒歩の場合はGoogleマップのほうが便利です。

 

また、大学のように敷地が広く複数の建物があって自分がどの部屋に行くべきかわかりにくい場合もあります。そういうことも考慮し、遅くとも11時45分には会場に到着できるように行動しましょう。

当日に限って想定外のハプニングに見舞われることだってあります。

[st-kaiwa1] 嘘みたいな話ですが、以前に試験会場まで自転車に乗って移動していたら警察官に呼び止められて職務質問をされたことがありました…
[/st-kaiwa1]

受付終了までに軽く昼食を済ませること

タイムスケジュールを見るとわかりますが、ちょうど昼食の時間をまたいで試験が行われます。受付を済ませたら間もなく試験説明の時間となり、着席していないといけません。

昼食は11時頃に済ませておきましょう。また、試験前にガッツリ食べすぎるのは止めましょう。

食事をすると消化のために胃など腹部のほうに血液が多くまわり、頭の回転が鈍くなり、ウトウトしてきます。試験本番が13時~15時とあるように、絶妙に眠くなるタイミングなので、食事の量は普段より少なめにしたほうが良いです。

 

かと言って、何も口にせずに試験を受けるとエネルギー切れを起こします。試験のことばかりに気を取られて食事ができないと、途中で確実に空腹で気が散ってしまいます。

アンケート用紙の記入~試験の説明・音テスト

受付をしたら待っている間に、解答用紙A面にいろいろ記入します。

自分の名前や職種、TOEIC受験回数などテストには直接関係ない項目です。受付終了後、12時35分から試験の説明が始まります。

このとき、スーツを着た試験管(アルバイト?)がぞろぞろと会場に入ってきて問題用紙を配り始めます。それと同時にリスニングの音がちゃんと聴こえるかどうかの音テストも行われます。ふつうは問題なく聞こえるので、特に注意をはらう必要はないです。

試験開始~解答用紙の回収まで

13時になると試験開始となり、45分間のリスニング音声が流れるところからテストが始まります。

ここまで来たら開き直って目の前のテストに全力をぶつけるしかありません。

15時になると試験終了です。この時点で全部終わっていなくても、解答を止めなくてはいけません。この後、試験官が問題用紙と解答用紙を回収して数を確認し終えるまで部屋を出ることはできません。

試験管から指示が出て初めて退出可能となります。あとは試験結果を待つのみです。

ここまでTOEIC試験当日の流れについて説明してきました。1日の行動をイメージしておくことで、当日になって慌てて行動しないで済むので、タイムスケジュールをしっかり把握しておきましょう。

TOEICの試験会場で心がけたいこと

ここからはTOEIC試験会場で実力を発揮するために心がけたいを紹介します。

肝心なことはリラックスして普段の実力を出せるようにすること、周りの雰囲気に飲まれないことです。

試験会場に着席した後は勉強しない

試験会場に問題集や参考書を持参して問題を解いている人がいますが、私はオススメしません。

会場までの移動時間も含めて、当日の朝は、教材をじっくり読んで理解するような余裕はないので斜め読みをする程度になります。これでは読んでいないのと同じなので、記憶に残ることはないでしょう。

当日に問題集を読むことは、マイナスの効果もあります。

ページをめくるたびに大量の文字情報が飛び込んでくるので、本当にこれと同じレベルの問題が解けるのかと不安に駆られてしまいます。

一度不安な気持ちになると、教材に載っている知らない単語や、難しそうな文章ばかりが目につくようになり、自信を無くしてしまいます。

したがって、当日になって新しい知識をインプットしようとするのは賢明な選択ではありません。

 

気分を落ち着かせるために何かに目を通したいならば、何度も音読やリスニングをした問題集や単語帳くらいにしておいたほうがいいです。

荷物の重さは不安の大きさに比例します。会場にたくさんの教材を持ち込んでも役には立ちません。

 

ジタバタしないで、極力リラックスした精神状態を維持できるように心がけましょう。

テスト開始前に実行すべきリラックス法

13時になって試験開始すると、1秒でも早く問題を解こうとして、気持ちが焦って平常心を失いがちです。

そうすると普段の力の半分も出せなくなります。テストを受けるとき、一番大切なのはまずリラックスすることです。

 

そのために、試験が開始されても、すぐに問題を見ないようにしましょう。

最初はリスニング問題の説明をしている音声が流れてきますが、いきなりPart1の写真をパラパラめくるのではなく、一回深呼吸してから、周りを見渡し、他の人が問題を読んでいる様子を眺めてみましょう。

「あ、周りにも緊張してる人もいるかもなぁ…」

それくらいの気持ちになれば、平常心を取り戻して、落ち着いて問題と向き合うことができます。

その後でリスニング問題のページをパラパラとめくり、問題の形式に大きな変更はないだろうかチェックします。

もしも問題形式が変わっていたらビックリしますが、早めに知れてラッキーくらいに思えば焦らずにすみます。

最後にPart1の写真を眺めてください。

周りの人の貧乏ゆすりや鼻水の音は気にしないこと

周りの音に自分のペースを乱されないように気をつけましょう。

試験会場は、鉛筆やシャープペンがカリカリ動く音、紙をペラペラめくる音が結構うるさいです。運が悪いと周りの人の貧乏ゆすりや鼻水の音などにも悩まされることがあります。

ひどい場合は試験監督に言って注意してもらうこともできますが、ベストな対策は「問題を解くことに集中すること」です。

どんな試験であれ、自分にベストな環境で受験するなんて事はありえません。

椅子が固いとか、机が小さいとか、気になり出すとしょうがない不確定要素はたくさんあります。

不確定要素に惑わされると、そのぶん集中力が削がれるので最初から気にしないことが一番です。

集中力は途中でダウンするものだと思っておく

TOEICの試験時間は2時間ですが、人間の集中力はせいぜい60分しか続かないので、試験の途中で集中力が必ず切れるものだと考えるようにしましょう。

2時間ずっと高い集中力を維持するのはそもそも無理なので、途中で集中できない時間があっても自分を責める必要はありません。

 

私個人はリスニングのPart2の後半、Part6あたりで必ず気が散ります。ホントに高い集中力を維持できるのはせいぜい20~30分くらいです。

なので、各パートの間には問題用紙から目を離して2~3秒間ボーっとしたり、首や肩を回したりしています。やりすぎると貴重な時間を失うのでダメですが。

正解が分からなくても必ずマークシートに色を塗る!

たとえ正解が分からなくても「これが答えなんじゃないか」という選択肢を必ずマークする気持ちが大切です。

問題の正解を自信をもって選ぶことができなくても、消去法でも何でもいいから必ずマークしておくべきです。選択肢のA~Dのの4つのうちどれかが正解なので、当てずっぽうでも25%の確率で正解します。

 

しかし、リスニング問題では正解が分からなかった設問にいつまでも気を取られていると、すぐ次の問題の音声が流れてきます。

直前の問題が終わったら次の問題に集中すること。そうしないと、大事なところをまた聴きのがして負のスパイラルに陥ってしまいます。

 

リーディング問題もよほどの上級者でないかぎり、一度解いた問題を見直す余裕はありません。

1つ1つの設問は、出会ったその瞬間に必ずどれかにマークして振り返らないようにしたほうがいいです。かと言って必ず正解してやろうと深みにはまって時間をかけすぎると最後の設問までたどり着くができません。

この辺りのバランス感覚は時間を計測しながら模試を解いて練習しましょう。

テストが終わったら、その日のうちに振り返りと対策を!

皆さんは、TOEICのテストが終わった後に振り返りをきちんとしていますか?終わったら一気に解放的になって「テストのことなんて忘れた!」みたいになっていませんか?

次回のTOEICで目標達成するためにも、テスト後の振り返りは絶対にやりましょう。

 

TOEIC935点の私がおすすめするTOEIC前日・当日の過ごし方について紹介してきました。

TOEICは英語力を問う試験ですが、大量の問題を解くので情報処理能力、集中力もスコアを左右する重要な要素となります。そのためには前日、当日のコンディション作りが大切です。

人によっては50~100点もスコアが上下することがあるので、準備は万全に整えておきましょう。

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