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TOEIC初級~中級レベルの方はリスニング問題、特にPart3とPart4で苦労することが多いです。
本記事ではPart3、Part4の会話、説明文の問題で必要な設問先読みのやり方やコツ、先読み習得におすすめの教材について紹介します。
私もTOEIC600点レベルの頃は先読みができず、リスニング問題の途中でいつもパニックになっていましたが勉強を続けることで上手くできるようになりました。
その証拠に、リスニング問題では満点を取ったこともあります。
現時点で先読みができない、先読みしても内容を覚えられない人も練習を積むことで必ずできるようになります。
ぜひ本記事で紹介する先読みのテクニックを参考にしてください。
Contents
リスニング先読みのメリット
先読みとはTOEICの試験テクニックの1つです。
リスニングのPart3、Part4の39~40秒程度の音声が連続して流れる問題において、先に設問や図表を読んでおく事を指します。
先読みで重点的に聞くべきポイントが分かる
音声が流れる前に設問・図表の中身を把握しておくことで、
「何を理解すれば正解できるのか」
「会話・説明のだいたいの流れの予測」
「何に注意してリスニングすべきか」
などのことが分かるようになります。
TOEICのPart3、Part4の問題は内容がほぼパターン化されています。
そのため問題演習をたくさんこなしている人であれば設問を見れば何の話題かだいたい見当がつくようになります。
さらに何に注意してリスニングすべきかも把握できます。
たとえば“How can listeners receive a coupon?”という設問文があれば「クーポンの入手方法について話されるんだな」と予想できますよね。
もっと言うと、設問によって問題のパターンから類推して答えが何となくわかる場合もあります。
このように設問を先読みすることで、心の準備ができた状態でリスニングできるようになるのが大きなメリットです。
先読みで解答時間を短縮できる
先読みをマスターすれば、解答時間を節約できます。
音声が再生された時点で、何が聞かれるのか既に分かっているので音声が終わると同時に解答することが可能になるからです。
そうすると、設問が読み上げられる間にマークシートを塗り終えて次の問題の設問を読むことができます。
良いリズムを維持しながら冷静にリスニング問題を解けるようになり、本来の実力を発揮しやすくなるのも先読みの大きなメリットです。
Part3、4 先読みのポイントはこれ!
ではPart3、4ではどこを重点的に意識して、先読みをすればよいのでしょうか?
先読みのポイントは以下の通りです。
・図表問題は図表と設問に目を通す
・無理に全部覚えようとしない
この3つのポイントを押さえれば十分です。
基本的にPart3、4の問題は次のような設問3つで構成されます。
・What will the man most likely do next?
・What does the woman st-kaiwa1 she will do?
・How can listeners receive a coupon?
問題用紙には、解答の選択肢も書いてありますがそこまで読んでいる余裕はないし、読んだところで全部記憶するのは無理です。設問の3文の意味だけを瞬間的に理解しましょう。
図表問題はPart3で3題、Part4で2題出てきます。
これはTOEIC公式サイトのPart3例題から引用した画像です。
このような図表と設問3文を読まなければいけないので結構大変ですが、両方に目を通します。
最後に、無理に設問や図表の中身を全部覚えようとしないという意識づけも大切です。
先読み対象のPart3、4の前には当然Part1、2の問題を解かなければなりません。そのときに「先読みした内容を忘れないようにしなくちゃ…」みたいに思っていたら目の前の問題で実力を出せないので本末転倒です。
リスニング問題の音声読み上げが始まったら、その問題に全意識を傾けるというメリハリを忘れていはいけません。
Part3、4 先読みのタイミングと順番について
次にTOEICリスニング問題における先読みのタイミング、順番について解説します。
① Part1、Part2のDirectionsの放送中
TOEIC公開テストでは各パートの放送の前に必ずDirectionsという説明が流れます。
本番でそんな説明を聞く必要はないので、この時間を有効活用してリスニング問題の先読みを進めていきましょう。Part1の説明時間は約1分30秒あります。
まずPart1の写真をザっと見て、次にPart3、Part4のページまで移動します。
*Part2は問題文が印字されていないのでスキップします。
そして優先的に図表問題の図表がどんな内容かをできるだけ多く記憶します。
実際にPart3が始まるまでは時間があるので、印象に残りやすい図表をメインに見ていきましょう。
スケジュール表、クーポン券、地図などの種類を確認してどんな話題なのかを予測しておくと聞き取りがしやすくなります。
それ以外の細かい設問の英文まで記憶し続けるのは無理なので、全体を見渡すくらいでOKです。
そうこうしている間に「Now, Part1 will begin.」という声が聞こえてくるはずです。
そしたら先読みを中止し、Part1の写真問題を解答することに全意識を集中させます。
Part1が終わったら、Part2のDirectionsが放送されます。こちらは約30秒の長さです。
Part2は先読みのしようがないので、すかさずPart3の設問をチェックしましょう。とくにPart3の「会話の意図を問う設問(意図問題)」中にかかれた英文も覚えられると理想的です。
意図問題とは、たとえば以下のようなものです。
Why does the man st-kaiwa1, “I’ve just started my business”?
実際に放送される内容の一文が設問の中に表示されて、その発言がどういう思いでなされているのか?という問題です。
会話・説明文のすべてをしっかり聞き取るつもりでいかないと正解が難しく、難易度高めの問題と言えます。
② Part3、Part4のDirectionsの放送中
Part3、Part4の問題が始める前にもDirections(約30秒間)が読み上げられます。
ここからは目の前の問題を解くことに集中すべきなので、最初の1,2問に意識を集中します。
Part3 → 設問32~34、設問35~37
Part4 → 設問71~73、設問74~76
しっかり先読みして話の展開を予測しておけば、問題文の読み上げが終わった時点で答えが分かるので解答時間を短縮できます。
そうすれば次の問題の先読みにより多くの時間を使えるので、有利になります。
Part3、4が始まってからは「次の問題の設問を先読み→解答→先読み→解答」と、テンポよく解いていくことになります。
リスニング満点の私が教える設問先読みのコツ
Part3,4の設問を上手に先読みするときのコツをお伝えします。
図表問題を先読みするときのコツ
図表問題は後半に出題されるので、集中力も落ちているかもしれませんが図表だけでも最低限先読みしましょう。
表やグラフの特徴的な部分は確実に出題されます。
またスケジュール表や講演の順番などが記されているものは会話の中で変更になるパターンが多いです。
曜日や時間、金額に注目する
「Wednesday, Sunday」あるいは「$20,$50」みたいに曜日・時期・金額などが選択肢が並んでいたら、特に細かいところまで注意して聞き取りしないといけないというサインです。
こういう具体的な情報が放送の中で出るのは一瞬なので、それを聞き逃すともうアウトです。
TOEIC本番で先読みのペースが乱れたときの対処法
最初は順調に先読みできていたのに、後半に行くにつれて疲れが出てきてペースが乱れることってありますよね。
そういう時の対処法は以下の通りです。
もし設問の先読みができないまま音声の読み上げが始まったら、とにかく内容を全部覚えるくらいのつもりで聞き取ります(どこが問われるか分からない状態なので)
そして放送が終わったらすぐに解答、しかし設問も読みながら答えることになるので時間がかかるはずです。そこでグダグダと「正解は何かな~」と迷っていたらまた次の問題で先読みする時間が失われてしまいます。
なので、解答はサクッとすませて1秒でも速く次の問題の先読みができるようにしましょう。
ペースが乱れたら1問くらい捨ててもいいので、体勢を立て直すことを優先すべきです。
[st-kaiwa1]試験後に振り返りをしっかりやって次回までに改善しましょう。[/st-kaiwa1]「まとめ」TOEICPart3、Part4設問先読みの流れ
というわけで、TOEIC設問先読みのタイミングと流れを整理すると、以下の表のようになります。
*スマホの場合は横にすると見やすいです。
タイミング | 時間 | 先読み対象 |
冒頭~ Part1 Directions |
1分30秒 | Part1 写真のチェック Part3,4 図表のチェック |
Part2 Directions | 30秒 | Part3 設問(意図問題) |
Part3 Directions | 30秒 | 設問32~34 設問35~37 |
Part3 設問読み上げ後のポーズ |
8秒 | 次の問題の設問 |
Part4 Directions | 30秒 | 設問71~73 設問74~76 |
Part4 設問読み上げ後のポーズ |
8秒 | 次の問題の設問 |
基本的にはこの流れに沿って、問題演習をくりかえしながら慣れていきましょう。
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アプリの画面で問題を選択すると13秒間のカウントダウンが始まり、その間に3つの設問を読むように指示されます。
画面を左右に指で動かすと3つの設問すべてがチェックできます。
[st-kaiwa1]TOEIC本番では問題と問題の間のポーズは8秒間ですが、設問が放送されている時に解答を終えて次の問題の先読みをスタートするという想定で13秒間に設定されています。[/st-kaiwa1]13秒間たつと自動的に音声の読み上げが始めるようにできています。
このようにアプリ側で半ば強制的に時間を区切ってくれるので、設問を速く正確に先読みするための有意義なトレーニングができます。
そのほかにもスタディサプリ「TOEIC対策コース」にはディクテーションやシャドーイングなどリスニング力向上に効果的な勉強ができる機能が充実。
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