30歳過ぎた大人もOK!!英語の発音を効果的に学べる発音教材3選

ネイティブスピーカーと同レベルのきれいな発音で話せるようになりたい…
ハリウッド映画や海外ドラマのスターのように流暢な英語を話したい…

このようにネイティブの発音に憧れつつも、自分にはムリだ、海外経験がないから不可能だとあきらめかけていないでしょうか?

帰国子女や、海外に暮らす人じゃないと、きれいな英語の発音を手に入れることはできないのでしょうか?

 

実は、私たち大人の日本人でも、理論的に学ぶことで発音を習得することは十分可能です。

帰国子女じゃなくても、アラサーをとっくに過ぎた大人でも発音は改善できます。

大人には大人の発音学習法があり、発音を学ぶことでカタカナ英語からの卒業、リスニング力向上などの効果を得られます。本記事では、日本人が英語の発音を学ぶことのメリットを解説。

さらに独学でも学べるおすすめの発音教材を紹介します。

発音学習は英会話とリスニングの両方に効果あり!

たとえ英語圏での留学・生活の経験などがなくても

・英語の母音、子音1つ1つの発音
・その音を出すときの口や喉の動かし方

解説付きのイラスト・動画などでこれらを体に覚え込ませることで、大人になってからでも発音を改善できます。

私たち大人の脳は、すでに日本語を母語としているので、ただ何となく英語をたくさん聞いたり、ネイティブのものまねをしているわけでは上達できません。

そもそも、日本語と英語では使われる音の数がぜんぜん違います。

母音
日本語 5個
英 語 11以上
子音
日本語 14個
英 語 21以上

日本人にとって「ア」に聞こえる音でも、英語ではɑ,æ,ə,ʌなどの違いがあります。

ただ英語を聞いているだけで、正しい音の出し方を体系的に学ばずにいると、この4つがいつまでも「ア」にしか聞こえず、伸び悩むことになります。

本記事で紹介する、おすすめ教材を活用して体系的に発音を学び、1つ1つの音の出し方を身につけることこそ「大人の発音学習」の流儀です。

ネイティブと同じ水準はムリでも、カタカナ英語を卒業して外国人にも聞き取りやすい英語を話せるようになります。

さらに発音を学ぶことでリスニング力も向上するので、TOEIC対策としても発音は効果を発揮します。ではなぜ、発音を学ぶことがリスニング力向上にもつながるのでしょうか?

発音習得でリスニングが伸びる科学的な理由

発音を学ぶということは、端的に言うと「頭の中に英語の文字と音が結びついた情報を持つこと」です。その音を口や喉を実際に動かして再現できれば、英語らしい発音ができるようになります。

まさに「英語の音の辞書」を頭の中にインプットするようなイメージです。

この「英語の音の辞書」がないと、私たちは英語を聞いたとき日本語の音に結びつけようとしてしまい、音声から意味を理解するのに余計な時間がかかってしまいます。

そして迷っているうちに会話がドンドン先へ進み、話についていけなくなるのです。

 

正しい発音ができるようになると、英語を聞いたときに「その音の口の形」がイメージできるようになります。

そして、音を聞いたときにすぐに判別できるようになります。

さらに、知識から「hatかな?hutかな?」みたいに答えを類推する必要もなく、1つの意味に絞り込めるようになるのでリラックスした状態でもちゃんとリスニングができるようになります。

 

また、2004年に行われた実験において、人が耳から音声を聞き取るときに、発音のための脳内の運動野を活動させることが分かりました。(参照元サイト

つまり私たちは人の話を聞くときに、発音の知識を使いながら、聞こえてきた音のあらわす意味を理解しているということです。

このように、発音のトレーニングはリスニング力向上に大きな関係があるのです。

英語の発音を体系的に学べる教材3選

ここからは、TOEIC935点の筆者も実際に使ったことのあるものも含めて、おすすめの発音教材を3冊紹介します。

・LとRの音の区別ができない
・batとbut、fatherとfurtherの区別ができない
・カタカナ英語でしか発音できない

このような悩みを抱える英語の初心者向けの教材をラインナップしました。

そのため、ニュースや実際の会話のスピードで発音を学びたい、リスニングを伸ばしたいという方には、物足りないかもしれません。よりハイレベルな教材で学習することをオススメします。

以下に紹介する3冊はどれも体系的に英語の発音が学べる内容になっていますが、それぞれ特徴があります。3冊を比較して自分に合った、最後まで継続できると思える1冊をぜひ選んでください。

ありそうでなかった「超低速メソッド 英語発音トレーニング」

超低速メソッドの長所

これでもかと言うくらい、ゆっくりしたスピードで1つ1つの音を再生してくれます。

ふつうの英語教材には低速の音声はついていません。だましだまし聞くしかなかった音も、超低速メソッドなら納得いくまで聴き込んで、耳に覚え込ませることができます。

洋画や海外ドラマのナチュラルスピードの発音なんて、英語初心者には理解できるはずはありません。音に慣れることはできても、正確に聞き取って意味を理解できるようになるためには、日本語にはない英語の母音、子音について丁寧に学んでいくこと。それが遠回りなようで、一番効果的な方法です。

 

テキストを1回最後まで読んだ後は、スマホやMP3プレーヤーに音声データを入れて、移動中にも聴き込むことができます。DVDもついてるので、本1冊の値段で映像でも口の動かし方、音の出し方が学べるのはお得です。

超低速メソッドの短所

例文が長い、実用的ではないという短所がありますが、最新版では例文も修正され、短くなっているので練習しやすくなりました。

しかし、練習が若干ワンパターンで退屈というのは否めません。音を聴きながら、自分で口を動かして練習するので、顔の筋肉も疲れます。

1日5分だけ続ける、1週間で一気にやりきる等、飽きずに続けるためのルールを決めると良いでしょう。

この1冊だけでは、ネイティブの発音を聞き取れるようになるわけではありません。あくまでも英語初心者が英語発音をとらえるための、基礎体力づくりだと割り切って利用するとよいでしょう。

DVD1枚、CD2枚付き 完全版 超低速メソッド 英語発音トレーニング

発音教材のロングセラー「英語耳」

英語耳の長所

2004年に松澤喜好氏によって出版された、発音の練習を中心に扱う教材「英語耳」です。

著者の「英語の発音ができるようになれば、リスニングもできるようになる」という思想のもとに作成されたロングセラー教材です。

TOEIC、TOEFLの対策にも有効で、ネット上でもリスニング能力が上がった、TOEICスコアが伸びたという口コミが多く見られます。

薄い本ですが、英語の母音、子音の発音を一通り学べる濃い内容です。発音以外にも、筆者自身の経験にもとづく、洋楽を使ったリスニング学習法、洋書の読み方などの英語を楽しみながら継続していくのに役立つヒントもたくさん掲載されています。

英語の発音を身につけた後の。さらにレベルアップしていくための勉強の方心が分かるのは嬉しいポイントです。

英語耳の短所

著者独特の語り口、クセが強くて読みにくいと感じる可能性もあります。洋書や洋楽を活用した勉強法についても著者の経験が色濃く反映されていますが、その方法でやりたいと思えなければ、余計な情報だと感じてしまうでしょう。

付属のCDで音を聴き込む反復練習が、成果を出すためには必要です。海外ドラマを見るのと比べると、退屈であることは否めないです。この点は、最初に紹介した「超低速メソッド」でも同様です。

また、発音学習をリスニング向上につなげるには、英単語や会話表現の知識も必要です。

これらの知識は本書だけでは不十分なので、あくまでも発音教科のトレーニング教材として使いましょう。

英語耳[改訂・新CD版] 発音ができるとリスニングができる

英語圏の子どもたちも学ぶ「フォニックス」

フォニックスの長所

英語の発音と文字との関係、ルールを学ぶ学習法です。フォニックスは、英語の発音だけでなく、文字を見た時にどう発音すればよいかというルールも学ぶことができます。

英語の場合、AからZまでの26文字(小文字を入れて52文字)のアルファベットを覚えても、単語や文章が読めるようにはなりません。アルファベットの「エー、ビー、シー…」という音と、英単語につかわれる文字の読み方が異なるからです。

ちなみに日本語は「あ」から「ん」までの五十音を覚えれば単語や文章もそのまま読めるようになっています。

英語では「bag(鞄)」と書いて「ブァク」のように読みますが、このような音とスペルの関係性を学ぶことで日本人の大人でも発音・リスニング力を向上させることができます。

フォニックスで発音を習うことで、

・英単語を正しい発音で読めるようになる
・初めてみた単語でも正しく発音できる
・耳で聞いた音からスペルを理解しやすくなる

などのメリットがあります。本書を使えばフォニックスを体系的に学習できるので、発音改善に効果ありです。

フォニックスの短所

他の2冊と同様ですが、どうしても勉強がワンパターンになり退屈に感じることが多いです。地道な反復練習が大切なのですが、効果が出る前に挫折するリスクもあります。

また、音声CDだけでは口の動かし方などが理解しにくいのも短所の1つです。動画で口の動かし方知りたい人はYoutubeなどに公開されている教材を参考にしましょう。

またフォニックスですべての発音のルールが網羅できているわけでもありません。

英語は例外が多い言語なので、フォニックスの体系だけではカバーしきれない「このスペルでこんな発音するの?」という単語はたくさんあります。そういう単語は1つ1つ覚えていくしかありません。

CD BOOK <フォニックス>できれいな英語の発音がおもしろいほど身につく本

英語の発音教材まとめ

ここで紹介した教材は、英語の初心者向けのレベルです。1つ1つの単語を例に、じっくり発音を学んでいくというコンセプトになっています。

TOEIC500点以下で、これから英語をやり直す人にとっては「発音」という英語の大切な基礎を固めるための良質な教材と言えます。

また、

・受験英語でリスニングはある程度やったけどTOEICスコアが伸び悩んでいる人

・英会話レッスンで講師の話す英語が聞き取れずに苦労している人

このようにある程度聞き慣れているけど苦手意識がある人にもおすすめです。

発音を一通り学んだあとは「音声変化」についても詳しくなりましょう。

英語は一文の中で単語の発音が変化するというルールがあります。それを知らないとリスニングでとても苦労します。

【参考記事】
音声変化で英語の音がくっつく?消える?日本人が知らない発音のルール

私たち大人の脳は英語を聞き流しているだけでは、発音の仕組みを学びとってはくれません。

日本人の発音の悩みによりそった、理論的に学べる教材を活用することが大切です。今回ご紹介した3冊の中から、自分に合う1冊を選び取って、ぜひ英語の発音学習に活用してください。