VERSANTとは、インターネットで手軽に受けられる英会話レベル測定の試験です。
スマホ1台あればどこでも受験できる手軽さが嬉しいVERSANTですが、受験者が押さえておくべき基本事項や、有効な対策法などはあるのでしょうか?
もちろん、英語のスピーキング力がしっかり備わっていれば良いスコアを取ることはできます。しかしテストである以上、出題形式に合わせてベストな結果を出せるように対策することは大切です。
この記事では、
・受験前に知っておくべき基本事項
・スコアUPに有効な対策法
この2つについて紹介します。VERSANTの対策に是非お役立てください。
受験前にチェック!VERSANTの基本事項
ぶっつけ本番でテストを受けるよりも出題形式や試験の進み方について把握しておきましょう。そうすることでテスト中も冷静に、ふだんの実力を発揮できます。
VERSANTって何?という人はこの記事を参考にしてください。
【VERSANT】スマホで受験できる英会話テストの特徴・メリット
- テスト内容を事前に把握
- テストの進行はすべて英語
- はっきり聞こえる声で話す
- 分からない問題でも無言はダメ
- ミスしても引きずらない
テスト内容を事前に把握しておく
VERSANTではすべて英語で進行します。説明・アナウンスもすべて英語で、日本語は使用されません。英語の説明が理解できないと、何をどう答えていいか分からなくなってしまい、混乱する可能性があります。
そのような事態を避けるためにも、事前にテスト内容を把握しておくことが大切です。
サンプル問題が公式サイト上で公開されているので、受験する人はまずどんなテストか感触を掴んでおくと良いでしょう。
VERSANTの詳しい出題内容については、こちらの記事でも紹介中です。
回答するときの基本事項
VERSANTでは、受験者の声をコンピュータが判定してスコアを出します。
聞き取りにくい、小さな声で話すと正しく音声を感知してもらえません。たとえ自信がなくても、はっきりと大きな声で回答しましょう。
ふだん日本語で話すときより、口を大きく動かし、声量も多めに出すイメージで臨みましょう。また、声を出しても迷惑にならない場所で受験することも大切です。
それから、前の問題で間違ったり、気になることがあっても引きずらないメンタルも大切です。TOEICやVERSANTなどのテストでは実力を最大限に出すことが大事です。前の問題を見直している余裕はないので、試験中はとにかく今の問題に集中しましょう。
インターネット接続が安定している場所で受験すること
大前提として、インターネットに安定して接続できる場所で受験しましょう。音声データを送受信することになるので、Wi-Fi環境が整った場所をあらかじめ決めて、そこに移動してから受験しましょう。
VERSANTの対策法
VERSANTで評価される英語力
VERSANTでは、次のような英語力が評価されます。
スピーキング → 伝えたいことを発話できる能力
リテンション → 聞こえたことを短期的に記憶する能力
発音・流暢さ → 正しい発音でよどみなく話せる力
語彙・文法 → 中高レベルの語彙・文法を会話で使える力
語彙や文法も評価されますが、あくまでも口に出して発話するときに使えるかどうかが評価されます。VERSANTではアウトプットを重視した学習を重視して対策しましょう。
中高レベルの英単語、文法の知識を備えている人であれば、知識をさらに増やすよりも、それらをより自然に使いこなせるようにするトレーニングが必要です。つまり、アウトプット型のトレーニングが効果的です。発話することで、インプットした知識を使いこなせるようになりましょう。
VERSANTで必要な英語力の学習法
それぞれの能力を高める学習法を以下に紹介します。
リピーティング
リピーティングは「英文を聞いて、そのまま再現して発声する」というトレーニングです。VERSANTのパートB「復唱」では、聞こえた英文をそのまあ読み上げる問題が出ます。
リピーティングのためには、聞こえた英文を頭の中の記憶として正確に保持して(リテンション)、自分でそれを口に出して言えることが必要です。
そのためには音読やシャドーイングなど、発生を伴う学習法が効果的です。特にシャドーイングは「聞こえてきた英文の後に続いて、自分が音読する」という手法を取るので
リテンションに必要な記憶力を鍛えることもできます。
瞬間英作文
瞬間英作文は、日本語の短い文を見たり聞いたりして、数秒以内に脳内で英語に訳して発話するという学習法です。
日本語を聞いて、頭の中にある文法や単語の知識をフル活用して英文を作る練習をするので、文法や単語の知識を「使えるレベル」へと高められます。これは流暢によどみなく英語が口から出てくる状態を作り上げるのにとても効果的です。
VERSANTのパートEとパートFでは、自分の考えを英語で説明するテストがあるので、瞬間英作文で「発話の瞬発力、流暢さ」を鍛えておくことは有効です。
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フォニックス
発音は大人になってからでも十分に改善ができます。日本語にはない、1つ1つの英語の母音、子音の音を出すための「口の動かし方」をマスターすればよいのです。
英語圏の子供たちは、英単語のスペルと発音の関係性を理解するための勉強をします。そのための教材がフォニックスです。
私たち日本人も、フォニックスを活用することで、英語の発音を学ぶことができます。発音の正確さはVERSANTのテスト全体で評価される項目なので、なるべく正しい発音で話せるようになることはスコアアップに効果的です。
「発音トレーニングのおすすめ教材」
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英会話レッスン
英会話の場数をたくさん踏めば、総合的に英語力を鍛えていくことができます。
適切なフィードバックを得て、自分の弱点・課題を把握することで英語力をスピーディーに向上できます。レッスンは英会話スクール、オンライン英会話のどちらでもいいです。
なるべく費用を抑えてたくさん話したいならフィリピン人講師とのオンライン英会話を選ぶと良いでしょう。おすすめのオンライン英会話サービスはこちらです。
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オンライン英会話はたくさん会話をするのに向いていますが、フィードバックをしっかり得たい人にはコーチング型の英会話スクールを受講するのがオススメです。
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まとめ
VERSANTスコアアップのための対策法ということで、効果的な勉強法を紹介してきました。
しかし、英会話スキル向上を目指した学習の成果、今の自分の英語力をチェックする手段としてVERSANTがあることを忘れてはいけません。VERSANTを利用して自分の得意・不得意を見極めることで、限られた時間の中でどうすれば英語学習の成果が出せるかヒントが得られます。
実際、VERSANTを自社の英語学習プログラムの成果指標とする英会話スクール(TORAIZ、PROGRIT)も登場しています。
TOEICに比べると認知度の低いVERSANTですが、日本企業でも昇進・採用条件に取り入れる会社も増えるでしょう。
英語系のテストの中では低料金なVERSANT。自分のスピーキング力を確かめたい人、英語学習プログラムの成果を測りたい人などは一度気軽に受験してみることをオススメします。