【VERSANT】スマホで受験できる英会話テストの特徴・メリット

皆さんは、VERSANT(ヴァーサント)という言葉を聞いたことがありますか?

VERSANTとは、インターネットで手軽に受けられる英会話レベル測定の試験です。

【公式サイト】VERSANT

米国国防総省などの政府機関、日本タバコ産業、ヒルトンなど国内外の大手企業でも英語力の指標として採用されています。

他方、ビジネスの世界で英語の資格と言えばTOEICです。

日本企業の多くではTOEIC(リスニングと読解のテスト)が広く普及していますが、TOEICだけでは「英語が本当に話せるかどうか」の証明にはなりません。社員に実践的な英語スピーキング力を身につけてほしいと望む企業にとって、英会話力を細かい要素に分類して評価できるVERSANTは、少しずつ注目を集めてきています。

VERSANTは、

・TOEICに代わるスピーキング力を測るテスト
・英会話レッスンの成果の目安、学習の数値目標

上記のような目的、スピーキング力の客観的な証明として活用できるテストです。

 

本記事ではTOEICと比較しつつ、VERSANTの特徴、出題形式、受験メリットなどを紹介します。

「英会話のスキルを手軽に証明できる手段を知りたい」
「TOEFLやIELTSは料金が高いし、何か他に良いテストがないかな?」

このように思っている人は、ぜひ本記事でVERSANTについて知って、受験を検討してみてください。

VERSANT(ヴァーサント)とは?

VERSANTの特徴を、TOEICと比較しながら説明します。

VERSANTのテスト内容

VERSANTでは、リスニングとスピーキング両方の能力を測定します。ネイティブの自然なスピードで流れる質問を聞き、回答するテストです。

その中でも日常的に使用される口頭英語に回答できる能力(自然さ、流暢さ、即時性)に重点を置き、スコアが算出されます。

スピーキング能力は以下の4つの項目で評価されます。

「文章構文」
「語彙」
「流暢さ」
「発音」

各項目を評価する問題が出され、加重平均によって総合スコアが決まります。

VERSANT(ヴァーサント)の特徴

VERSANTの特徴
・英語スピーキング力を測定するテスト
・PCもしくはスマホアプリを使って受験する
・インターネット接続ができればいつでもどこでも受験可能
・試験時間が短い(約17分間)
・コンピュータ採点なので約5分間で結果が分かる

VERSANTは音声で読み上げられる問題を正しく聞き取り、答えを英語で返すという内容のテストです。

PCやスマホを操作しながら、マイクを使って回答するので英作文の問題はありません。

TOEICと比べると試験時間も短く、どこでも受験できます。TOEICよりも時間的拘束がずっと少ないのは忙しい社会人には嬉しいポイントです。

また、テスト終了後すぐ採点がはじまり、その場で結果が分かるのも大きな特徴です。

VERSANT(ヴァーサント)の出題内容

VERSANTは、おおむね以下のようなテストです。

・出題数は全部で63問
・評価項目は4つ:文章構文、語彙、流暢さ、発音
・4つの評価項目で総合得点を算出
・総合得点は20~80点の範囲
・45点で日常生活に困らないレベル
・50点で英語で自由に会話できるレベル

テストが終了した数分後にはスコアレポートを受験者専用サイトからチェックできるようになります。

テストは全6パートで構成

VERSANTのテストは全部でPartAからFまでの全6つのパートで構成されます。

A.テスト用紙に記載された文章を音読する
B.音声で流された文章をリピートする
C.簡単な質問に対して、単語で回答する
D.3つの単語群が流れるので、それを正しい順番に並び替えて音読する
E.短い物語を聞いて、30秒間で要約する
F.簡単な質問に対して、40秒間で自分の意見を自由に回答する

問題の構成と評価内容は、それぞれ以下のように対応しています。

パートA 音読 8問 発音,流暢さ
パートB 復唱 16問 発音,流暢さ,文章構文
パートC 質問 24問 語彙
パートD 文の構築 10問 流暢さ,文章構文
パートE 話の要約 3問 発音,語彙,流暢さ,文章構文
パートF 自由回答 2問 発音,語彙,流暢さ,文章構文

 

サンプル問題が公式サイト上で公開されているので、受験する人はまずどんなテストか感触を掴んでおくと良いでしょう。

テスト項目のサンプルはYoutube上でも公開されています。


個人で申込むときは代理店を経由する

個人ではVERSANTのページからは直接申し込めないので、代理店に申込む必要があります。

>>個人での申込方法の詳細はこちら

代理店のWEBサイトで名前や住所、支払い方法などを入力して申込処理が完了すると、一週間以内に受験番号と受験方法が記載されたメールが届きます。

受験番号を受け取ったら、有効期限内に受験します。個人で受験するときはあらかじめスマホアプリをインストールする、PCで受験する場合はマイクを用意しておくなどの準備が必要です。

ちなみに有効期限は1年ほどあります。

VERSANT(ヴァーサント)を受験するメリット

スピーキングを苦手とする人が多い日本社会では、「自分はこれだけ英会話ができる!」ということを数値でアピールできると有利です。

スピーキング力を示す客観的な数値が得られる

企業の人事も「TOEICスコアだけを社員に要求しても英会話ができるようにならない」と頭を抱えている場合が多いものです。

人材を採用・評価する立場の人達に対してVERSANTを使って、自分を上手くアピールできるのは、受験の大きなメリットです。

VERSANTスコア 参考レベル
45点→日常生活に困らないレベル
50点→英語で自由に会話できるレベル
残念ながらTOEICの認知度と比べるとVERSANTはそれほど有名ではないという弱点はあります。

しかし外資系企業の、特に英語をバリバリ使うような会社に応募するような場合、「自分は英語をちゃんと話せますよ!」ということを示し、相手に安心感を与えることができます。

逆にVERSANTについて全く知らない人が採用担当者をつとめている会社だと、TOEICのほうがアピール材料として使えるということになるでしょう。

英会話力テストの中では最安料金で受験可能

また、TOEIC S&WテストやIELTSなど他のスピーキング力を測るテストと比べると短時間かつ低料金で受験できるのは、VERSANTの強みと言えます。

VERSANT 5,400円
TOEIC L&R *1 5,725円
TOEIC S&W *2 10,260円
TOEFL 27,000円
IELTS 25,380円

*1 TOEIC Listening & Reading TEST
*2 TOEIC Speaking & Writing TEST

TOEFLやIELTSもスピーキングの証明として使えますが、本来が留学・海外移住のためのテストなので「単に英会話レベルを測りたい」という動機で受けるには、料金が高すぎると感じられます。

TOEIC S&Wテストは比較的安い料金ですが、開催日程や場所が限定されるのでVERSANTのほうが便利です。

VERSANTスコアを上げる対策

日本人の場合、実際に英語を話すアウトプット型のトレーニングが不足している人が多いです。

そのため、VERSANTを受験すると発音や流暢さの項目が低い点数になりがちです。VERSANTは1点上げるだけでも難しいテストだと言われていますが、日本国内では英語を実際に使う機会が乏しいことが原因の1つです。

アウトプット重視の学習が大事

Versantと高得点を取るためには、次の2つがポイントとなります。
(1)発音改善のトレーニング
(2)発話の瞬発力、一文を途切れずに話せること

特にVERSANTに特化した対策をする必要はなく、(1)(2)を意識したトレーニングを積むことが大切です。

発音は大人になってからでも十分に改善できます。発音を理解することでリスニングも向上するので、TOEICのリスニングで伸び悩む人にもオススメです。

「発音トレーニングのおすすめ教材」

 

また、英語独特のアクセント、音声変化のルールのことを知っておくべきです。

英語は一文のフレーズ単位で話すと音がくっついたり消えたりする言語なのでネイティブの英語を正しく聞き取るためには音声変化を習得することが不可欠です。

音がくっつく?消える?日本人が知らない英語の音声変化のルール

まとめ

TOEICに比べると認知度の低いVERSANTですが、英語のスピーキング力を客観的に評価できること、スマホで手軽に短時間で受験できること等から今後ますます注目を集めていくと言えます。

日本企業でも昇進・採用条件に取り入れる会社は増えていくでしょう。

英語系のテストの中では低料金なVERSANT。自分のスピーキング力を確かめたい人、英語学習プログラムの成果を測りたい人などは一度気軽に受験してみることをオススメします。