受験英語は役に立つ!! TOEIC600点未満の社会人に知ってほしいこと

この記事で分かること
・TOEIC600点未満で伸び悩む人の本当の課題
・受験英語は英語力を身につけるために効果的ということ
・まず地道に基礎を身につけることが大切だということ

英語を勉強しているのにTOEIC600点未満のレベルで伸び悩んでいる…
問題集でたくさん問題を解いているのにスコアが伸びない…

このようなお悩みを持つ人の場合、中学・高校で学習英文法、英文読解、リスニングの基礎はしっかりできていない可能性がかなり高いです。

受験英語はムダ、意味がないと派手な広告を打つ英語教材はたくさんありますが、ビジネスでも通用する英語力を身につけるためには中学・高校レベルの基礎は大切です。

私自身のTOEIC体験記でも述べていますが、初めてTOEICを受験した時は600点でした。

このとき、特に対策はしていませんでした。でも高校3年間で受験英語を約1800時間勉強したことで、文法や英文読解を身につけていたので600点を取ることができました。

【体験談】TOEIC935点の私が15年前にTOEICをノー勉で初受験したとき

現在のTOEICはかなり難易度が上がっています。

しかし、受験英語で文法、英文読解、リスニング、英単語の基礎が備わっている人であれば、500~600点ぐらい取れてしまうのがTOEICです。

 

実際、日本の大学生のTOEIC公開テストの平均点は568点です。
出典: TOEIC®Program DATA&ANALYSIS2016

 

本記事では、受験英語は決してムダではなく、どんな英語力を身につけることができるのかを解説していきます。

受験英語に有効な学習法を、皆さんのTOEIC対策にも取り入れてもらうことで、英語学習のやり方を大きくバージョンアップできるでしょう。

「日本の英語教育はダメだ」は誤解!その理由は?

「受験英語」という言葉をたくさん使いましたが、見ただけで嫌な気持ちになってしまう人も多いかと思います。

「中学・高校で6年間もやったのに日本人はぜんぜん英語ができない!」というフレーズは、日本の英語教育がダメだという事を強調するのによく使われます。

まず誤解を解いて、より客観的に受験英語のことを理解しましょう。

「6年間もやったのに英語ができない」への反論

学校の英語が役に立たない派の人は、概ね次の条件に当てはまります。

・そもそも英語をちゃんと勉強していなかった
・英語の勉強のやり方がまずくて、効果を引き出せなかった
・勉強したけど、ブランクが空きすぎて忘れている

あるいは「英語できないコンプレックス」につけこんで英語教材を売り込む人です。説得力はほぼゼロです。

日本の学校ではスピーキングを伸ばす機会は確かに少ないですが、英語を使う上で一生モノのスキルである文法、リーディングを身につけることができます。現在はセンター試験でもリスニング問題があるので、皆がリスニングを学ぶ環境もできています。

一生モノの基礎を受験英語で身につけておけば、仕事で必要になった時もすぐに慣れて対応できるようになります。

基礎があれば、スピーキングでもブロークンな英語ではなく、文法のルールに沿って、正しく伝わる英語を話せるようになります。トレーニングを積めば。

受験英語はTOEICにも活かせる

確かに私が高校生の頃は、まだまだ文法や英文和訳が主流でした。

私立の大学では、重箱の隅をつつくようなマニアックな単語、文法知識の問題が出されていた記憶があります。

しかし、現在の大学入試の英語問題を赤本で改めてチェックしてみると、意外に本質的というか、TOEICや英検で高得点を取るために必要な英語力が要求されていることが分かります。

さらにセンター試験のリスニングも、初心者にはかなり速いと感じるレベルです。(感覚的にはTOEICリスニングの0.8倍くらいのスピード)

参考:2017年度大学入試センター試験 英語リスニング試験問題

受験英語には、TOEICにも使える要素がたくさんあります。

文法 〇
単語 △(TOEIC向けの単語知識が必要)
英文読解 〇
リスニング 〇 (ただしTOEICは1回しか聞けない、センターは2回聞ける)
英作文(TOEICには無い)

学校では「成果が出るやり方」を実践できた人だけが英語が得意になる

受験英語で残念なのは、「英語の勉強法」まできちんと指導してもらえるかどうかが運まかせという点です。

たとえば、音読をおろそかにしたら読解力や読むスピードを伸ばすことができないのに、それに気づかず「読むのが遅くて…」と悩む人がたくさんいます。

学生時代は「英語力が伸びる勉強のやり方」を身につける絶好の機会です。

しかし英語の先生からそのやり方を具体的に教えてもらえないと、私たちはがむしゃらに頑張るしかありません。

独学で良い方法を編み出したり、塾・予備校の講師から教えてもらったりしない限りは非効率的なやり方で勉強するしかないのが現実です。

英語教育そのものより、教え方の問題ですね。

英語の勉強のやり方が分からぬまま大人になって、TOEIC対策をがんばってもやはり同じ失敗をするのは明らかです。

そういう大人に大切なことは、受験英語でやった勉強を正しい方法で実践できるようになることです。

基礎がないのに英字新聞を読んだり、英会話教室に通っても効果はない

英語のブランクが長い社会人だと、やはり中学生レベルまで英語力が落ちているものです。

「関係代名詞や仮定法ってどんなやつだったっけ?」
「前置詞のtoとto不定詞の区別がつかない」

TOEIC500点に届かない人は、だいたいこのレベルの英語力です。この状態では英字新聞を読んだり、英会話教室でネイティブとお喋りしても学習効果は低いです。

スマホを活用した目新しい学習ツールに心惹かれることも多いですが、大人のプライドを捨てて中学・高校レベルから「正しいやり方」で出直すのが得策です。

以下のスコア別TOEIC勉強法の記事では、私が独学で935点までスコアアップしたノウハウと、受験英語で身につけた音読などを取り入れています。ぜひ参考にしてください。