「久しぶり」「久しぶりに~する」の英語の例文29個 使い方や状況を解説

「外国人の同僚と1年ぶりに会う。」

「海外支社のスタッフと6ヶ月ぶりにビデオ通話でミーティングをする。」

そのような時、「久しぶり!」「お久しぶりです」と言うのが決まり文句ですが、英語だとどのように言えばいいでしょうか?

あるいは、

「3ヶ月ぶりにステーキを食べる」

「10年ぶりに高校時代の先生と会う」

のように「久しぶりに~する」と言いたいときの英語も、どういえばよいでしょうか?

 

中学や高校の英語でも習ったような気もしますが、自分と相手の関係や立場などを考えて正しい表現を使えるようになっておきたいですよね。

 

久しぶりに再会した場面でのあいさつ表現で有名なのは Long time no see. がよく知られたところですが、他にも色々な言い方があります。

本記事では「久しぶり」「久しぶりに~する」に関する英語の表現・フレーズを解説します。

「久しぶり」を表す英語のフレーズ10選

英語には「久しぶり」を表す表現をいくつかあります。

それは相手との関係性や場所、状況によって適切に使い分けることが要求されます。

日本語でも親しい人には「久しぶり」で大丈夫ですが、目上の人なら「ご無沙汰しております」など別の表現を用いますよね。

英語でもこのような配慮と使い分けは大切です。

友人同士などカジュアルな場面での「久しぶり」の英語

カジュアルなシーンでよく使う「お久しぶり」には、次のような表現があります。

Long time no see.(久しぶり)

中学校の英語の教科書でも出てきたフレーズです。しばらくぶりに会ったというニュアンスが伝わります。

Long time no talk.(久しぶり)

こちらは、しばらくぶりに電話で話すときに使われます。

 

日本人の中ではお決まりとなっているLong time no see ですが、本当に長い間会っていなかったり話していなかった場合に使われるフレーズです。

もっと気軽に「久しぶり」と言いたい時には次のような表現があります。

It’s been a while.
(しばらく時間が経ってしまったというニュアンス)

 

ちなみに文のはじめにある”It”は代名詞の「それ」という意味はなく、自分と相手が久しぶりに会ったという状況のことを指しています。

いわゆる「状況のit」ですね。

ここまでで紹介したのは、カジュアルな表現で家族や親類、友人としばらくぶりに会った時に使うことが多いです。

ビジネスなどフォーマルな場面での「久しぶり」の英語

ビジネスでよく使う「ご無沙汰しております」みたいな意味で使う英語の表現を紹介します。

It is a pleasure to see you after such a long time.
(久しぶりにお会いできて喜ばしいというニュアンス)

I haven’t seen you for a long time.
(長い間、お目にかかりませんでした、というニュアンス)

It has been a long time since I saw you last time.
(最後にお会いしてから長い時間が経ってしまいました、というニュアンス)

丁寧な言葉づかいにするには、むやみに省略せずにIt has been ~などをしっかり言うことがポイントです。

It has been a long time since I saw you last time.
(最後にお会いしてから長い時間が経ってしまいました、というニュアンス)

メールで使える「久しぶり」の表現

メールやSNSなどで使える「久しぶり」の表現としては、次のようなものあります。

Long time, no e-mail
Long time, no chat

これらは「Long time, no + 動詞の原形」という文の形になっています。覚えておきましょう。

親しい友人同士などカジュアルな会話ではこれで十分です。

 

一方、ビジネス上のメールでは、相手に失礼のない丁寧な表現が要求されます。

英文メールで使える「久しぶり」の丁寧な挨拶には、つぎのようなものがあります。

It has been a long time since we met last.

It has been a long time since we last contacted each other.

It has been a while since we last talked.

英語で「久しぶり」と言われた時の返事の仕方

しばらくぶりに誰かと会うとき、相手のほうが先に「久しぶり」という事もありますよね。

日本語でも同じですが、「久しぶり」の後に「元気そうだね」とか「最近どう?」みたいな言葉が続きますよね。

 

英語だと、それは次のようなフレーズになります。

How have you been?
元気にしてた?

How’s it going?
(仕事や学校は)上手くいってる?

このほかにも、

How’s everything?

も「元気にしてた?」「最近どう?」などの意味を持つ英会話フレーズです。

 

さて、相手からこのような言葉をかけられた時に英語で何と言葉を返せばよいかを説明します。

Nothing much.(特に何もないよ。)

Same old.(あいかわらずだよ。)

Never been better.(ものすごくいいよ!)

So-so.(まあまあだよ。)

I’m good.(元気だよ。)

このような言葉で返事ができます。

「久しぶりに~する」と言いたい時の英語フレーズ

久しぶりにある行為をするときの「久しぶり」「~年ぶりだ」と言いたい時の英語表現を解説します。

意外にどう言えば分からなくて、困った経験をした人もいるのではないでしょうか?

英語ではこの場合、“since” 、”the last time”、”for the first time in…”などの表現を用いることで「久しぶりに~する」を伝えます。

現在完了の「have」とsinceを使うパターン

現在完了のhaveとsince(~以来、~してから)を使うと、「久しぶりに~する」というフレーズを作ることができます。

It’s been a while since I came back home.
実家に帰るのは久しぶりだな。

It’s been a while since I played the guitar last time.
最後にギターを弾いてからしばらくたった。

I haven’t visited my hometown since last fall.
昨年の秋以来、私は故郷を訪れていない。

sinceは文法的には接続詞、前置詞の両方の働きがあるのでsinceの後には”I came back home.”のような完全な文がくることもあるし、名詞だけがくることもあります。

the last timeを使うパターン

the last time を使うと「最後に…したのは、〇〇の頃だった」という意味になります。

The last time I saw him was approximately 3 years ago.
最後に彼と会ったのは約3年前でした

The last time I ate Sushi was about 6 months ago.
私が最後に寿司を食べたのは、およそ6カ月前だ。

The last time I went there was such a long time ago.
最後にそこへ行ったのは、ずっと昔のことだ。

for the first time in…days/months/yearsを使うパターン

for the first time in…days/months/years を直訳すると「…日/月/年で最初の」という意味となり、どれくらい久しぶりにある行為を行うのかを伝えることができます。

「2年間で最初の〇〇」 ⇒ 「2年ぶりに〇〇する」というイメージですね。

I’ll go back to America for the first time in two years.
私は2年ぶりにアメリカに帰る。

I worked out for the first time in 2 months.
2ヶ月ぶりに運動した。

I talked with my wife on the phone for the first time in 10 days.
妻と10日ぶりに電話で話した。

 

「久しぶり」に関連する英語の表現・フレーズについて解説しました。

自分が具体的に使うシーンを想像して、状況に合わせて使い分けができるようになりましょう!