日本語でよく使う「ゆっくり休んで」という言葉は英語でどう言えばよいでしょうか?
忙しい仕事を乗り切った後、ゴールデンウィークや夏期休暇など長めの休みに入る前、あるいは体調の悪そうな人への思いやりなど「ゆっくり休んで」と互いに声をかける機会は結構多いですよね。
ちょっとした思いやり、ねぎらいのフレーズを知っておくと英語でのコミュニケーションも円滑になるというもの。
本記事では、何気ない会話で使う「ゆっくり休んで」に関連するフレーズを
・体調や気分が悪そうな人にかける言葉
・仕事の疲れや苦労をねぎらう言葉
の2つのシーンに分けて紹介いたします。
それでは詳しく見ていきましょう。
疲れている人、体調が悪い人に言う「ゆっくり休んで」
季節の変わり目や、忙しさで疲れていそうな人、風邪を引いた人などに「ゆっくり休んで」と伝えるためのフレーズについて解説します。
体調が万全でない人に、体調を優先して休むように言うことができます。
Have a good rest.
よく休んでね。
命令形ですが、「~してね」というニュアンスを持つ言葉です。
You look pale. Are you OK? Have a good rest.
顔色が悪いよ。大丈夫?よく休んでね。
Get plenty of rest.
じっくり休んでね。
plenty of は「とてもたくさんの~」という意味で、plenty of rest で「たっぷりの休養」を表します。restの代わりにsleepを使ってplenty of sleepとすれば「たっぷりの睡眠」という意味にもなります。
Please rest well and get plenty of sleep.
たっぷりと眠って休んでください。
Make sure you get plenty of rest.
十分に休息を取るようにしなさい。
Take care.
お大事に。
Take care は「注意する、気をつける」という意味もありますが、日本語の「お大事に」を表す言葉として英会話で使うこともできます。
Have you caught a cold? Take care!
風邪をひいてしまったの?お大事にね!
また、take care of ~ で「~の面倒を見る」という意味の熟語ですが、take care of yourself とすれば、相手に対して体調を気づかうよう伝えることができます。
Please take care of yourself.
どうぞお大事に。/ どうぞご自愛ください。
stay in bed.
安静にしている、寝床にいる
ベッドの中に留まるということで、ゆっくり横になって安静にしているという意味になります。
You should stay in bed for three or four days.
3~4日は寝ていてください。
I had to stay in bed all day.
一日中ベッドに寝ていないといけませんでした。
Please take it easy for a while
ゆっくり休んでください。
「休んで」は英語でtake it easyという慣用表現に訳すことができます。
for a while で「しばらく」という意味なので、ゆっくり体を休めてほしい時にはPlease take it easy for a whileと言うと良いでしょう。
Please take it easy for a while so that you will feel better.
元気を出すためにゆっくり休んでください。
仕事の疲れや苦労をねぎらう時の「ゆっくり休んで」
忙しい仕事を乗り切った人、苦労して仕事を終わらせたばかりの人に言う「ゆっくり休んで」について解説します。
Get some rest / Take some rest
少し休んでね。
「rest」は体を休めるという意味の英語なので、some rest でいくらか休む、ゆっくり休むという意味合いになります。
Get some rest. You’ve been busy working this week.
少しは休んでね。今週はずっと忙しく働いていたからね。
You should go home and get some rest.
あなたは家に帰って休息を取るべきです。
Rest well
「ゆっくり休んで。」
You’ve been working so hard. Rest well.
あなたは一生懸命に仕事してきた。ゆっくり休んで。
You must be tired. Rest well.
疲れているでしょう。ゆっくり休んで。
豆知識:rest と breakの違い
休み、休憩するという英単語ですぐに思い浮かべるのがrestとbreakの2つですね。
日本人の感覚では分かりにくいのですが、この2つの単語は意味がかなり違うので使うときは注意が必要です。
具体的な違いとしては、
restは仕事など何かの活動の後に取る「休み」のことで、睡眠をとったり、ソファでくつろいだり、何もせずゆっくりするような行為を指します。
一方でbreakで仕事などの活動がまだ終わっていない、何かをしている途中で取る休憩のことを指します。
長い打ち合わせの途中でコーヒーを飲んだりすることをコーヒーブレイクと言ったりしますが、英語でも a coffee / tea break と言います。
休憩を表すbreakの例文としては、次のようなものがあります。
Let’s take a break.
休憩しましょう。
She worked all day without break.
彼女は休憩なしで1日中働いた。
「ゆっくり休んで」の英語まとめ
「ゆっくり休んで」を表す英語は、様々なフレーズがあります。
状況に合わせて、ふさわしいフレーズを選べるようにいくつか覚えておくことをおすすめします。
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