中学英語を「分かる」から「できる」レベルに高める、たった1つの勉強法

中学英語も話せない。文法や単語は頭では分かっているんだけど、実際に話そうとすると英語が口から出てこない..

「分かっているけど、いざやってみるとできない」事ってよくありますよね。特に英語学習でこれを痛感する機会は多いです。

 

突然ですが、次に示す英語の意味、すぐに分かりますか?

  • I have two brothers.
  • When did you visit Kyoto?
  • I like playing tennis after school.
  • Is your father a doctor?
  • How old are you?

いずれも簡単な文章ですよね。

中学で習うレベルの単語・文法を知っていればすぐに意味を理解できるものばかりです。

それでは、次の日本語を瞬時に英語で言えるでしょうか?

  • 彼女は料理をするのが好きです。
  • 私は彼にその本を読ませた。
  • 彼は悲しいのかもしれない。
  • 私はクラスの中で一番背が高いです。
  • 図書館では静かにしないといけません。

日本語をみた瞬間に、英語を思い浮かべて口に出すことができたでしょうか?

ごく簡単な短い文章ですが、意外に苦労した人もいたのではないでしょうか?

それでは、答えを確認しましょう。

  • She likes cooking.
  • I made him read the book.
  • he may be sad.
  • I’m the tallest in my class.
  • You must be quiet in the library.

英語を見たら「ああ、この程度の英語か」と拍子抜けするくらい簡単ですよね。どれも中学で習う文法しか使っていません。

だけど、最初の日本語を見た時点では英語が出てこない…

どうしてそうなるのかと言うと、学んだ英語を「分かる、知ってる」けど「使える、できる」レベルになるまで自分の中に染み込んでいないからです。

文法や単語・フレーズをせっかく覚えても瞬時に口から出てくる状態になっていないと、外国人と英語で話すとき

「言いたいことがあるのに口が言葉が出てこない」
「会話のテンポが悪くて、楽しくない」
「えー、あー、みたいなfiller(フィラー)が多くなる」

という事態になってしまいます。

このように「分かる」と「できる」との間には大きな差があります。

結論だけを言うと、インプットだけでなくアウトプットを取り入れて無理やりでも覚えた単語・フレーズを使う学習を取り入れることが大切です。そしてインプット・アウトプットのバランスは7:3(8:2)くらいが理想だと応用言語学の研究でも言われています。

本記事では英語を「分かる」から「できる」レベルにするための学習法について解説します。

応用言語学にもとづく「分かる」を「できる」にする唯一の方法

英語を「分かる」から「できる」レベルに高めるためには、インプット・アウトプットのバランスが取れた学習をしなければいけません。

残念なことに、日本の学校の英語教育は知識習得がメインで、学んだ英語を使ってみる機会がほとんどありません。

たくさんの単語や表現を覚えることはできますが、それらを完璧に「使える」レベルまで高めるチャンスはほぼ皆無でした。ごく簡単な中学レベルのフレーズであっても瞬時に言えない人がたくさんいるのは仕方ないと言えるでしょう。

「人は外国語をどのように習得するのか」を研究する第二言語習論でも、インプットだけでは不十分で、覚えたことがスムーズに言えるまで練習することが必要だと言われています。

これを第二言語習論の用語で「自動化」といいます。

「自動化とは?」
最初に明示的知識を身につけ、それを練習することによって徐々に自動的に使えるようにするという考え方。

たとえば、三人称単数の現在形の-sについてのルールを習い、理解したとします。

ところが、実際に英語を話すときにすぐに使えないことが多くて”He drive his car.” とか “She like to cook.” とか言ってしまうことが起こりうるというわけですね。

または「あなたはいつ英語を勉強したの?」と相手に聞きたいときに、「疑問詞のWhenを使えばいいな」と思いつつも、すぐに英文が思い浮かんでこない。あげくにWhen you studied English?と正しくない言い方をしてしまう…(無理やり意味は通じそうですが)

これが「頭ではわかってるけど、口にから英語が出てこない」という現象ですね。

「分かる」→「できる」レベルにするには実践(アウトプット)が大事。車の運転みたいに、最初は運転の仕方を教わり、だんだんと意識せず自動的にできるようになるのと同じです。

外国語としての英語を習得するためにも、この点を理解して勉強に取り組むことが大切です。

基礎知識として英文法は絶対に必要です

大前提として、基本的な文法は英会話をするときに絶対に必要です。

文法は文章を作るときのルールを体系化したものなので、これを知らずに意味が通じる英語を話すことはできません。

大人同士のビジネスなどで英語を使いたいならば、なおさら大切です。

「日本では文法や和訳ばかりやっているから日本人がいつまでたっても英語が話せるようにならないのだ」

という意見を耳にすることがありますが、第二言語習得論でもインプットが大事だと言われているように、体系化されたルールとして文法を習得することは、外国語として英語を習得するためには避けて通れない関門です。

伝えたいことを言葉にする知識が入っていないと、アウトプットはできません。

赤ん坊みたいに思いついた単語だけを連発するお粗末な会話で、相手にやたら負担をかけるコミュニケーションになります(そして、その相手は二度とあなたと会話したくないと思うはずです)。

英語を1からやり直すときは、まず中学レベルの文法や単語から復習すべきです。これが話す前段階としての最低限のインプットの目安となります。

Toshi

その後で「アウトプット型」の練習を取り入れて「使える」レベルにすると、中学レベルの文法知識でも英会話のほとんどの部分は通用することが実感できるでしょう。

「わかる」を「できる」にするためのおすすめ学習法

上の図で表したように、インプットとアウトプットのサイクルを回す学習法を取り入れることが、使える英語を身につけるために不可欠です。

ここで注意していただきたいのが「英語を話すために英会話スクールへ行こう!」みたいに思わなくてもいいということです。

基本的な文法を身につけるという目的にしぼれば、一人でも十分に効果的なアウトプットをすることは可能です。

むしろ英会話スクールの多くは「まずは話そう」的なスタンスで十分なインプットができないので、初心者は無理に通う必要はないと思います。

ここでは一人でもすぐに実践できる、基礎的な文法を使えるレベルにする勉強法を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

おすすめの教材は「瞬間英作文」

その学習法とは、有名な「瞬間英作文」です。

瞬間英作文について一言でいうと「短文の暗唱」です。

中学レベル+αの簡単な文法をつかう短文を暗唱することで、いわゆる「英語脳」を鍛えることができて知識をすばやく取り出せるようになります。このアウトプット型の練習をくり返せば、単語・文法の「分かる」を「使える」レベルまで持っていくことが可能になります。

Toshi

瞬間英作文のおすすめ教材はこれです!

 

テキストを開くと分かるのですが、掲載されている例文はあきれるほど簡単なものばかりです。でも、これが意外と言えないんですよね(汗)

瞬間英作文の学習の進め方

左側のページを見てみると「彼らはみんな真実を知っている」「誰がこれを料理したの?」「僕に塩を取ってくれる?」など短くて単純な日本語ばかりだと気づくことでしょう。

瞬間英作文では付属のCDがあって、日本語⇒ポーズ⇒英語という順番で文章が読み上げられます。そして日本語の後のポーズの時に、脳内で日本語をすばやく英訳し、声に出して言うという練習をします。

  • 左ページの日本文を見て英作文する
    瞬間英作文は口頭ですばやく行います。いちいち考えこまずにスピード感を重視します。
  • 右ページの英文を見て答え合わせをする
    答えの英文を見て自分の作った英文と比べます。スピード感を意識すると、上級者でも単純なミスをしがちです。分からない問題はすぐに答えを見てしまいましょう。「なるほど」という納得感を得られればOKです。
  • 英文を口になじませる
    英文を見ながら、自分の口を動かして音読を繰り返します。目安は10回。英文の構造や意味を把握しながら行うことが大切です。文法が理解できない人は音読する前に英文そのものをしっかり読みこみましょう。

大まかな学習の進め方は上記の通りです。

これを地道に続けることで、中学英語の文法知識が「使える英語」としてあなたの中に浸透していきます。

瞬間英作文をやるときの注意点

瞬間英作文に対する批判として「英文が不自然」「教科書すぎてネイティブはそんな風に言わない」などがあります。

「こんな英会話表現を覚えても実際の会話で使えなくない?」という不満があるわけですね。

ここで注意すべきは、

瞬間英作文の目的は「フレーズ暗記」ではなく「中学+αの文法を自動的に使えるレベルまで高める」ことだという事です。

既に教科書などで習った基礎的な文法や単語を、車の運転のように自動的にできるようになるトレーニングをするための教材だということを理解せず、フレーズの大量暗記だと誤解すると、上記のような不満を抱くことになります。

 

たしかにフレーズ暗記にも一理ありますが、丸暗記だと応用が効かないんですよね。

それに対して、瞬間英作文は基本的な文型をつかいこなす「英語の思考回路」を構築して自分が言いたい事をスムーズに英作文できるようになります。つまり、会話の場面において脳内で瞬時に英作文できる土台づくりに狙いを定めた教材です。

大量のフレーズ暗記も、この土台ができていて始めて実践・応用がききます。

その点を誤解しないようにしましょう。

瞬間英作文の欠点

瞬間英作文の欠点は「飽きやすい」ということです。

とにかくやることが単調なので、何時間も集中してやるものではないと思います。短時間で集中し、継続的に取り組みましょう。

Toshi

慣れないうちはすぐに疲れるので30分程度におさえておくのが良いでしょう。

なので、瞬間英作文だけをガッツリやるというよりは他の英語教材やアプリと併用すると良いですね。

同時進行で進めることでインプット、アウトプットのバランスが取れた勉強法ができるようになります。1日20~30分くらいでも結構なボリュームをこなせるので、ほかの教材との両立は十分可能です。

アウトプット練習が一人で実践できる英語アプリ

瞬間英作文のほかに、アウトプット練習が手軽にできるのは、スタディサプリENGLISHの日常英会話コースです。

アプリの中に、発音チェックや登場人物になりきるスピーキングの練習、瞬間英作文と似た「クイックレスポンス」などインプットとアウトプットがバランスよくできる設計になっています。

有名ゲームを手掛けるジンテーゼ社の手掛けたストーリーを楽しみながらディクテーション、発音チェック、瞬間英作文など効果的な勉強法が実践できるほか、1回3~5分でできるボリューム感なのでスキマ時間を活用して継続しやすいのも大きなメリットです。

教材の詳しい内容が気になる人は、以下のレビュー記事もお読みください。

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