スピードラーニングの聞き流しで英語の発音を身につけることはできない。

1日5分からの聞き流しで、英語が身につくというキャッチコピーで有名なスピードラーニング。

音楽のように英語を聞いているだけで、ある日突然、口から英語が飛び出すそうですが、本当なのでしょうか?

スピードラーニングの無料教材に同封されている冊子には「発音がきれいなナレーターの英語を聞き続けることで、自分でもきれいな発音の英語が話せるようになる」という、非常に夢のある言葉が掲載されています。

スピードラーニングの特長というページに、しっかり書いてあります。

ですが、この説明は必ずしも正しいものではありません。

なぜなら発音を身につけるには「自分で声に出す練習」が欠かせないからです。

聞き流しだけの学習では、英語の音に慣れることはできても「聞いているだけで発音まで身につくこと」はあり得ません。

聞き流しはあくまでも、英語の音をただ聞くだけです。

付属のテキストにも発音の仕方についてのアドバイスはないので、いざ自分で声に出そうとした時に、どう口を動かせばいいのか分からないし、カタカナ英語から抜け出すことはできないでしょう。

当記事では、スピードラーニングではきれいな発音が身につかない理由、発音の学習のポイントについて解説していきます。

スピードラーニングでは発音が身につかない理由

私たちのように、日本で生まれ育った人は耳が日本語の母音・子音を聞くことに専念している状態です。また、ふだん日本語で話すときも日本語の音だけを出すことに口が慣れてしまっている状態です。

一方で、英語は母音、子音ともに日本語よりずっとたくさんの種類があります。

母音
日本語 5個
英 語 11以上
子音
日本語 14個
英 語 21以上

日本人にとって「ア」に聞こえる母音でも、英語ではɑ,æ,ə,ʌなどの違いがあり、それによって単語の意味が違ったりします。

これらの音を区別できるようになるには、実際に口を動かしながら自分の耳に音を覚えさせるトレーニングが必要です。

逆に、日本語の音の出し方しか知らない状態で英語をたくさん聞いたとしてもɑ,æ,ə,ʌを全部「ア」としか発音できないのです。

残念ながら、スピードラーニングでは日本語には英語の母音、子音の発音を意識的にトレーニングできる教材は含まれていません。

したがって「聞き流し学習」だけではきれいな発音を身につけることは不可能なのです。

英語が得意なフィリピン人も発音を1つ1つ学んでいる

オンライン英会話の講師として「英語が得意な人が多い」という認知が高まっているフィリピンの人々。

彼らは学校の授業も全部英語で学びます。算数や歴史など、すべての科目が英語です。

欧米企業のコールセンターで顧客対応をするほど、きれいな発音で話すことができるフィリピン人も、やはり幼少期に英語の発音についてみっちり勉強します。具体的にはIPA(国際音声記号)に基づいて、発音を表す音声記号を見ながら学びます。

また、英語にも文字と発音の関係性があるので、それらのルールを学ぶことで文字を見て発音を理解できるようにもなっています。

日本人よりはるかに英語の上手い人が多いフィリピンの人々だって、発音をしっかり学んでいるのです。私たち日本人も彼らのやり方を参考にして発音を体系的に学べば、多くのメリットが得られるはずです。

大人が本当にやるべき発音の勉強法とは?

子供のように英語の発音を覚えることは無理ですが、英語を外国語として学ぶ大人も、発音を改善することは十分に可能です。

たとえ英語圏での留学・生活の経験などがなくても

・英語の母音、子音1つ1つの発音
・その音を出すときの口や喉の動かし方

解説付きのイラスト・動画などでこれらを体に覚え込ませることで、大人になってからでも発音を改善できます。

幸いなことに、日本には英語の正しい発音が学べる教材がたくさんあります。

英語の発音を学べる教材おすすめ3選【大人になってからでもOK!!】

ちゃんとした教材を活用して体系的に発音を学び、1つ1つの音の出し方を身につけることでカタカナ英語を卒業して外国人にも聞き取りやすい英語を話せるようになります。

もし自己流で間違った発音やクセが身についてしまうと、改善するのはかなり大変です。

できれば初心者のうちに、英語の発音について一通り学んでおくとリスニング、スピーキングが後々楽になりますよ。

 

大事なことは自分の口を動かして、日本語には無い英語の音の出し方を体でしみこませることです。この練習を積むことで、頭の中で発音と文字がリンクするようになり、リスニングも向上するという効果があります。

 スピードラーニング教材で発音を良くする方法は?

聞き流しだけでは、耳が慣れるだけで発音まで改善されることはないという事を見てきました。

逆に、スピードラーニングの教材で発音を改善するような使い方は果たしてあるのでしょうか?

 

答えはYesです。

 

詳しい方法は「スピードラーニングを活用した英語学習法」にて紹介しています。

スピードラーニングの効果的な活用法を考案したら「聞き流し」ではない「本気の勉強法」になった

その勉強法の中で、テキストを見ながら音読するという練習が含まれているのですが、この時に音声をしっかり聴いて、完全にモノマネするように音読をすれば、発音をネイティブに近づけていくことができます。

ただし、この時に自己流で発音してしまうと、後で矯正するのが大変になります。

音読をやり込む前に、やはり正しい発音の仕方について学んでおくことがポイントです。

ただし聞き流しだけでは口を動かす練習にはならないので、発音が改善されることは無いという事をよく覚えておく必要があります。

 

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