短期間で英語の実力をアップさせたい人のために、オンライン英会話大手のRarejob(レアジョブ)は「レアジョブ本気塾」という2ヶ月間短期集中の英会話プログラムを提供しています。
似たようなプログラムとしては「TOEICの結果にコミット」することで有名なRIZAP ENGLISH(ライザップイングリッシュ)などがありますね。
短期集中、専属トレーナーがつくコーチング型の英会話スクールってどう選んだらいいのだろう?
そんな悩みをお持ちの人向けに、ここではライザップイングリッシュとレアジョブ本気塾を比較していきます。
実際に、30代ビジネスマンが両方のスクールを見学体験した感想・口コミをもとにお伝えします。
目次
レアジョブ本気塾が向いてるのはどんな人?
Toshi
K君
結論からいうとレアジョブ本気塾が向いているのは、こういう人です。
たとえば、英語での商談、面接など「ビジネス英会話が必要な状況」が差し迫っている。直近の仕事で英語を話さなければならない人にとって、レアジョブ本気塾の学習プログラムは効果的です。
しかし、その一方で
・短期集中でTOEICスコアを100~200点上げたい
・リーディング力、語彙力をアップしたい
このような希望をお持ちの方には、おすすめできません。
なぜそう言えるのか?詳しい理由を説明します。
【体験談】レアジョブ本気塾の無料体験レッスン
レアジョブ本気塾の体験レッスンは以下の内容です。
- 英語を学んで何をしたいのかについてのヒアリング
- 実際にレアジョブのオンラインレッスンを7分体験
- オンラインレッスンの様子をもとにトレーナーがアドバイス
- 最後に質疑応答
このような流れで、約1時間かけてカウンセリング、デモレッスン等をします。
最初にパーテーションで区切られた部屋で、トレーナーとご対面です。簡単に挨拶をしたら、トレーナーからの質問に答えて、英語学習の経験などを伝えていきます。
その後に、ヘッドホンをつけてオンライン英会話のレッスンを実際に受けてみます。PCでフィリピン人講師とやり取りしている様子を、隣に座ったトレーナーがチェックします。
デモレッスン後、トレーナーからのフィードバックがあります。「単語だけでなく文章で話している」「質問された以上の内容を話している」など文法や発話量に関するチェック項目が記されたシートを渡され、現時点の実力や課題(足りないスキル)が浮き彫りにされます。
足りないスキルについては、レッスン申込後にどうやって改善するか具体的なプランが示されます。
以下に、ひとつずつ体験した内容を解説します。
ライザップイングリッシュでの無料体験のことにも言及して、比較をしていきます。
①レアジョブ本気塾のヒアリング力をライザップイングリッシュと比較
まず、英語を学んでどのようなことを実現したいのかを、レアジョブ本気塾のトレーナーに伝えます。
レアジョブ本気塾の場合、口頭でさらっと伝える程度で、深くつっこんだ質問などは特にありません。これまでの英語学習の経験、今どんな勉強をしているか、仕事で英語を使うか等、よくある質問です。
ライザップイングリッシュの場合、カウンセラーと話す前にヒアリングシートを細かく記載して、それに対してカウンセラーの方が深く掘り下げる質問をすることで「英語を学んで実現したいこと」「本質的な課題」「ライザップイングリッシュと合っているかどうか」などを明らかにしています。
K君
したがって、ライザップイングリッシュのほうが「ひとりひとりに合ったレッスンを提供しよう」という想いが強いスクールだと言えます。
ライザップENGLISH(イングリッシュ)を体験した私が語る、本当の感想・口コミ
②レアジョブ本気塾のオンラインレッスンを体験
次に「レアジョブ」が提供するオンラインレッスンを7分間体験します。
パソコンを通じて相手の顔が見えない中で、自分の仕事について英語で語るという内容でした。
今回レアジョブ本気塾を無料体験したK君の場合、普段、英語で会話をしないので、言いたいと思った事がまったく出てきません。例えば「私は営業が得意です」という簡単な日本語も、英語だとどう言えばよいか分からず、何秒間も会話が止まってしまうこともありました。
レッスン中にそういう事があった場合、フィリピン人講師のほうから別の質問をしてくれたりと、気を遣って少しでも多く話せるようにしてくれているのが分かりました。
また英語の発音速度もゆっくりで、英会話に不慣れな人でも聞き取りやすいです。
話すスピードについては、英語レベルに合わせて調節しているのでしょう。そのあたりは、講師のプロ意識を感じますね。
③デモレッスンを隣で聞いていたトレーナーからのフィードバック・提案
デモレッスンが終了すると、やり取りを隣で聞いていたトレーナーの方からフィードバックがあります。それから、レアジョブ本気塾についての説明が始まります。
レアジョブ本気塾の特徴を一言でいうと
です。
専属トレーナーとのレッスンは週1回、1時間のマンツーマン形式です。
あらかじめ自分で決めたテーマを英語で話し、それについてトレーナーからアドバイスをもらいます。
それと並行して、
・ディクテーション(英語を聞き取って、文字にするトレーニング)
・スクリプトライティング(伝えたいことを英語で書く)
という方法で学習を進めていきます。
ディクテーションで英語を書き出すことで、リスニングで聞き取れない部分をあぶり出すことができます。聞き取りできない所は文字にできないので、そこが弱点だと判断できるわけです。トレーナーのサポートも受けながらディクテーションをやることでリスニング力を効果的に伸ばせます。
また、英作文は頭の中で伝えたい英語を組み立てる良いトレーニングになるので、ライティング、スピーキングの両方で効果があります。
これと合わせて「オンライン英会話レッスン受け放題」という特典があります。
週1回のセッション、ディクテーション、スクリプトライティングの3つをどのように組み合わせて勉強していくのかは、契約後に個別カリキュラムが提示されます。
1日あたりの勉強時間については、レアジョブ本気塾は2時間のホームワークを行います。ホームワークでは、先ほどのディクテーション、スピーチ文の作成、オンライン英会話レッスンなどを行います。
ライザップイングリッシュの3時間と比べると、1時間少ないです。
忙しい社会人の方にとって、1日2時間という時間を捻出するのは大変なので、時間の使い方のアドバイスなど、「どうやって継続していくのか」もレアジョブ本気塾はサポートしてくれるということでした。
レアジョブ本気塾とライザップイングリッシュの比較
従来型の英会話スクールも含めて、レアジョブ本気塾とライザップイングリッシュの違いを表に整理しました。
サービス内容、料金などの比較表
レアジョブ本気塾 | RIZAP ENGLISH 英会話養成コース | AEON(マンツーマン) | |
---|---|---|---|
費用 | 35万円(17.5万円/月) | 45万円(15万円/月) | 32万円(4万円/月) |
入会金 | 5万円 | 5万円 | 3万2千円 |
受講期間 | 2ヶ月 | 3ヶ月 | 8ヶ月 |
講師 | 日本人バイリンガル | 日本人バイリンガル | ネイティブorバイリンガル |
通学頻度 | 週1回 | 週2回 | 自由 |
レッスン内容 | 8回 | 25回 | 30回 |
学習法 | ・ディクテーション、英作文 ・オンライン英会話 |
・高速レスポンス特化型レッスン ・ディクテーション ・シャドーイング |
・マンツーマン英会話 |
1日の学習時間 | 2時間 | 2~3時間 | 指定なし |
レアジョブ本気塾とライザップイングリッシュ おすすめはどっち?
レアジョブ本気塾の料金は、ライザップイングリッシュの英会話力養成コースと比べて少し安いです。
また通常のレッスンも単語のアップや文法の良し悪しというよりは、英語による会話のアウトプット数を増やすことに重きが置かれているため、先生に教えてもらうというよりは自立して勉強をすることが求められます。
そのため
「自分で勉強時間を作ってガンガン学習を進められる」
という方にとってはおすすめのサービスだと感じました。
またオンラインで英会話をすることにそれほど慣れていないという方にとっては、レアジョブ本気塾にある「オンライン英会話受け放題」はおそらく使いこなせずに終わるので、その点も注意が必要です。
レアジョブ本気塾が気になる方はまず無料体験を申し込んでみるのが良いでしょう。