英語が全く話せない状態でも、1年かけて英語が身につく学習プログラムを提供するTORAIZ(トライズ)では、英語力を診断するためにVersant(ヴァーサント)と呼ばれるテストを使用しています。
今回は、Versantがどのようなテストで、トライズではなぜそれを学習成果の指標として採用しているのかを解説していきます。
Versantとは?TOEICと何が違う?
Versantとはビジネスの現場で使える実践的な英語力を測るテストです。
スマホやパソコンがあればインターネット上でいつでもどこでも受験できます。大手企業やアメリカの国防総省、オランダ政府移民局などの政府機関でも導入されています。自動音声認識システムが、あなたの実践的な英語レベルを測定します。質問の音声が英語で流れるので、すべて英語で回答することになります。採点はすべてコンピューターで行われ、テスト終了後、5分ほどでスコアが算出されます。
一方、TOEICは筆記試験で申込から受験まで1ヶ月以上の間隔が空いてしまいます。
受験当日も会場まで足を運ばなければいけないので、時間的な拘束が結構あります。試験結果が発表されるまでの期間も、統計処理が必要なので1ヶ月程度かかります。
一般に認知されているTOEICではリスニングとリーディングの問題だけが出るので英会話の実力を測ることはできません。(英会話を測るテストとして、TOEIC Speaking&Writing Testがあります)
というわけで、
すぐに受験して結果を知りたい!
どれくらい英語を聞いて話せるかを客観的に知りたい!
そんな人はVersantのほうを重視したほうがよいことになります。
Versantのテストの特徴
Versantはスマホやパソコンでいつでも受験できるので、気軽さという面で大きな特徴があります。そのほかに、以下のような内容のテストでリスニング・スピーキング能力の両方を測定します。
[box class="box3" title="Versantの特徴"]
・出題数は全部で63問
・評価項目は4つ:文章構文、語彙、流暢さ、発音
・4つの評価項目で総合得点を算出
・総合得点は20~80点の範囲
・45点で日常生活に困らないレベル
・50点で英語で自由に会話できるレベル
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テスト項目のサンプルはYoutube上で公開されているので興味のある方はチェックしてみてください。
トライズがVersantを選ぶ理由とは?
トライズでは1年間で1000時間、1日約3時間の自習が必要です。
自習でやることはリスニング、スピーキングの勉強が中心でシャドーイングや瞬間英作文など英語を聞き取り、話す能力を向上させるために有効な方法で進めていきます。そうやって様々な英語表現のストックを増やし、英語がすばやく口をついて出てくる能力を高めることを目指します。
話すことを重視したトライズの学習プログラムの特徴を考慮すると、TOEICよりもVersantのほうが受講者の成果を評価しやすいため、Versantを採用していると言えます。
Versantでは客観的な数値で結果が出るので「なんとなく以前より英語が話せるようになった」というあいまいな手応えではなく、非常にはっきりと学習成果が判明します。
テストの点数を上げるのが目的ではないですが、「来月までにVersantを5点上げる」など、数値を意識した目標設定が可能となり、モチベーションも維持しやすくなります。
また、トライズ側としても受講者のレベルを文章構文、語彙、流暢さ、発音という観点で細かく理解することができるというメリットがあります。
受講者が今Versantのどのレベルにいるのか判断できれば、学習プランの改善や新しい教材の提案などのコンサルティングに活用できるようになります。
以上の理由から、トライズでは月に1回Versantを受験することを受講者に推奨しています。
ちなみにVersantは個人で受験すると5000円程度かかりますが、トライズの料金にはVersant受講料も含まれています。
トライズの発表によると、1点上げるのも難しいと言われるVersantで5点以上アップした人が94.8%だそうです。
1年で1000時間、1ヶ月で80~90時間も英語を勉強して英語漬けの生活を送ればスコアは上がるのが当然ですが、独学では常にサボりたい欲求に惑わされるのが、継続することが一番大変だったりします。
トライズの専属コンサルタントの存在あってこそ、多くの受講者が英会話のレベルアップを実現できているのだと言えますね。
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