勉強が本分だった学生時代と同じ感覚で、社会人が勉強すると失敗することが多いです。
学生時代に違い、勉強を最優先にできる時間や場所など、私たち社会人が手に入れることは簡単ではありません。社会人の本分は家庭や会社、地域での仕事です。一生懸命仕事をして、責任を果たすことが要求されます。
学生の頃と違い、社会人は勉強だけをしていればよい身分ではありません。
勉強より優先するべき仕事が目の前に山積みになっているという前提で、大人は英語学習に取り組まなければいけないのです。
また、特に勉強しなくても「卒業できない」「単位が取れない」という危機感もないので勉強を後回しにする言い訳のネタがたくさんあるのも社会人ライフです。
勉強に専念できるような理想的な学習環境を期待していても何も始まりません。忙しい中で、どうやって時間と場所を確保するのかという発想で、英語学習に向き合わなければならないのです。
「いつでもどこでも英語を勉強してやる」というメンタルを持つ
英語やTOEICに限らず、何かの勉強に本気になって取り組んでいる人は勉強する場所にこだわりません。
「静かで集中できる場所じゃないと勉強できない」
「仕事が落ち着いたときにじっくり勉強しよう」
こんな風に考えていると、
勉強ができない理由ばかり気になり、都合の良い言い訳をしてサボってしまうものです。
電車で通勤されている方は、周りを見渡してみれば、一人くらい資格の教材を吊革に捕まって読んでいる人を見つけることができるのではないでしょうか?紙の本ではないにしても、ヘッドフォンをしてスマホアプリで勉強している人などもいるはずです。
すし詰め状態の電車内ではさすがに無理ですが、本気で勉強している人は電車の中で立って揺られながらでも勉強しようとするものです。
学生の頃と違って、机に向かって勉強できる時間は限られていることを理解すれば、いつでもどこでも勉強しなければならないと思えるようになります。
1日の生活を振り返ってみると、5分くらいのスキマ時間や、電車やタクシーの待ち時間、移動中など「スキマ時間」がかなりあると気づけるものです。
場所や時間によって勉強内容をいくつか準備しておく
仕事でも決まった時間やタイミングで処理するタスクや、ルーティン作業がありますが、英語学習も場所や環境によって何をするのかを決めてルーティンワークのようにしてしまうことで、どこでも勉強する習慣が作りやすくなります。
例えば、駅まで歩いている時間や電車の待ち時間などは大きな参考書を開いても英語を読むよりも、リスニングやスピーキングなど手を使わずにできる勉強のほうがやりやすいです。
他にも、電車で座ることができたらTOEICのリーディング問題を解く、英文を心の中で独り言のように黙読するなど、状況に合わせてやる事をルール化します。
仕事でタスクを処理する感覚で「いつ、どこ、何をするか」を決めてしまうことで、迷うことなく勉強に取り組み、集中力を上げることが可能になります。
自宅から10分以内の場所に、勉強場所をつくる
仕事が終わって帰宅しても、まとまった勉強時間を確保するのは意外とできないものです。
仕事で疲れているし、食事の用意や掃除などの家事もしなければいけません。子供の面倒だってあるし、見たいテレビ番組もあるし、今度の旅行の計画も立てたい。
こんな具合に、家にいると勉強を後回しにしたくなる言い訳が盛りだくさんです。
そういう時は、仕事の緊張感が残っている帰宅途中に、カフェや図書館に立ち寄って1時間勉強するなどのルールを決めてしまうといいでしょう。カバンの中に勉強道具を入れて常に持ち運べば、近所のカフェや図書館を自分の勉強場所に変えることができます。
家の中と違って、勉強をサボる言い訳の材料が少ない環境を身近に用意するのです。
「月曜から水曜は帰宅前に近所のカフェで必ず60分勉強する」などのルールを決めて実行することで、その空間に入ったら勉強モードに切り替わるようなメンタルを作ります。
また、適度な雑音や他人の目があったほうが、人間は集中しやすいという研究結果もあります。
社会人が仕事をするときは職場の人たちに見られているし、周りもマジメに作業しているので、サボりたい気持ちを抑えて仕事を頑張ることができます。カフェや喫茶店のほうが、他人の目がある分、ふだんの職場に近い環境だと言えるので、そういう空間を勉強場所に設定することは、集中力を高める意味で効果的です。
コーヒーやケーキ代を払えば快適なカフェで勉強できるなど、ある程度お金をかければ自分にあった学習環境を整えやすいのは社会人の強みです。
カフェ以外にも社会人向けの月額制の自習スペースなどを使うという手もあります。本を開いて勉強するのが嫌であれば、有料の英語アプリを使う選択肢だって社会人にはあります。あるいは、専属コーチが付くタイプの英会話スクールに通うことで英語学習ノウハウをお金で買って、短期間で英語力を伸ばすことだってできます。
このように、お金の力で自分が集中して英語学習に取り組める環境や道具を整えるという発想を持てば、一人で地道にがんばるよりも良い結果につながると思いませんか?
効果的な勉強法を実践することも大切なこと
人間その気になれば、電車やバスの中や車の運転中でも勉強はできます。
学習環境を整えて、自分を誘惑するものを一切なくしたような空間で勉強しようと思うといつまでたっても勉強をスタートできません。
むしろ、成果が上がる方法で学習時間を地道に積み上げることのほうが大切です。無料で使える教材などもたくさんありますが、あえてお金をかけて良質な教材を使うことは、時間に余裕のない社会人にとって必要な投資だと思います。
おかしな方法にハマって時間を無駄にして、いつまでも成果が出ないのは避けたいですよね。
最近の新入社員は、入社10年目ごろの中堅クラスよりも良いTOEICスコアを持って入社してきます。
TOEICテストを開催しているIIBCの公表している資料でもその事実が示されており、TOEIC IPテストにおける
・新入社員の平均スコア:501点
・入社6~10年目の平均スコア:486点
・入社11年目以上の平均スコア:464点
となっており、上司や先輩たちのほうが若手より英語が苦手という状況が見て取れます。
出世に差が出てくる30代、アラフォーの時期です。
実践的な英語力を身につけるためには自分のレベルに合わせた効果的な方法や教材で学ぶことが必要です。
独学だと勉強が続かない人は、専属コーチをつけるのもあり
独学だとモチベーションの維持ができずに挫折してしまうかも...
英語が大事だと分かっていても勉強が続かないのが人間の性ですよね。
そういう場合は英会話スクールに入会して講師に英語学習をサポートしてもらうと良いでしょう。お金を払って時間と知恵を買うわけです。
最近では大人のTOEIC対策に特化した、パーソナルジムのような英会話スクールも登場してきました。短期集中で成果を出したいビジネスマンにとっては、英語パーソナルジムのほうが適していると言えます。
自分がどんなスクールに向いているか、もっと詳しく考えたい方は是非こちらの内容も参考にしてください。
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大手英会話スクールと英語パーソナルジムの特徴の比較