
このような疑問にお答えします。
Hulu(フールー)はアメリカ企業を母体とし、日本テレビの子会社であるHJホールディングス株式会社が運営する動画見放題サービスの1つで、60000本以上のドラマ、映画、アニメなどのコンテンツを楽しむことができます。
日本国内のVOD(ビデオ・オン・デマンド)としてはdTVに次ぐ第2位のシェア!
VODは他にもAmazonプライムやU-NEXTなどが人気ですね。

日本では第2のシェア、コンテンツ配信数は60,000以上!
月額1,050円で人気の海外ドラマ、映画が見放題。「ウォーキング・デッド」「ゲーム・オブ・スローンズ」「LOST」などの人気作品から「ビバリーヒルズ青春白書」のような往年の名作までラインナップが豊富です。

さらにリアルタイム配信もあり、ニュース専門チャンネルのCNNも試聴できます。
海外ドラマ、映画好きも十分満足できるボリュームです。

本記事では、
「Huluで観られる海外ドラマや洋画を英語学習に活用したい」
このような人向けに「Huluがどれくらい英語学習に役立つのか」を解説いたします。
Huluを英語の勉強に使うときには、英語字幕の有無、英語・日本語の切り替え、巻き戻し・早送りなどの機能が重要になってきます。
これらの観点で、英語学習ツールとしてのHuluを評価していきます。
英語学習ツールとしてのHulu(フールー)の魅力
筆者もHuluを実際に使ったことがあるのですが、英語学習ツールとして魅力的なVOD(動画見放題サービス)だと実感しています。
単純にドラマやアニメを視聴するだけでも十分たのしいのですが、Huluには次のような魅力があります。
[box class="box33" title="Huluの魅力"]
・リアルな英会話の宝庫
・英語字幕つきのドラマ・映画が豊富
・アプリなら英語字幕付きコンテンツの絞り込みが可能
・オフラインでの視聴が可能
・10秒単位での巻き戻し・早送りが可能
[/box]
Huluの海外ドラマ、映画のコンテンツは字幕を英語、日本語で切り替える機能があるので、聞き取れなかったセリフの英語を画面上で確認することができます。
10秒単位で巻き戻し・早送りできるので、何度も聞き返すのに便利です。
Huluの英語学習が向いている人
英語学習ツールとして魅力的なHulu(フールー)ですが、どんな人にもおすすめできるわけではありません。
Huluの英語学習が向いている人、向いていない人の条件について整理します。
Huluの英語学習が向いている人
Huluの英語学習が向いている人の条件は次の通りです。
- 海外ドラマや映画を観るのが好きな人
- リアルな英会話を学びたい人
- 海外の文化や暮らしを感じたい人
- じっくり英語力を高めたい人
- 中学レベルの文法が理解できる人
人気のドラマや映画を楽しみながら勉強できるのは嬉しいですね。
好きな作品を観ながら、ネイティブの自然な言い回しをインプットできるほか、海外の文化も疑似体験できるなどのメリットもあります。

Huluの英語学習が向いていない人
- TOEICや英検など短期間で結果を出したい人
- 直近の海外出張などに備えて英語を学びたい人
- 中学レベルの文法も不安な初心者
このような方はHuluのドラマ・映画作品を利用した英語学習はオススメできません。
Huluの英語学習はリアルな英会話や海外の文化を感じながら、じっくりと英語力を高めていくものです。
仕事をしながら空き時間で勉強しなければいけない、数ヶ月以内に結果を出さないとまずい状況にあるような人にはそんな余裕はないでしょう。

また、海外ドラマのセリフの文法は、中学3年間に仮定法など高校レベルの文法が少し加わったくらいの難易度です。
Huluで効果的な英語学習を行うためには「登場人物のセリフを聞き取り、意味が理解できること」が必要です。そのためには中学レベルの文法は最低限マスターしておかないといけません。
英語初心者の場合は、自分のレベルに合わせた教材からスタートするほうが良いです。
Huluの英語学習で得られるもの・得られないもの
Huluなどの動画見放題サービスで海外ドラマや洋画を観てさえいれば英語をマスターできるわけではありません。
努力や工夫の仕方にもよりますが、ある勉強法で大きな効果があるもの、大して効果がないものをしっかり認識しておくことで学習効果をより高めることができます。
Huluの英語学習で得られるものについて、ざっくり整理しておきましょう。
「リアルな英会話の宝庫」からインプットできる
英会話ができるようになりたいと思ったら、自分が言いたい単語や文章をインプットすることが必要です。
十分なインプットもなしに、いきなり英語が口から出てくるなんて事はありません。
生きた英会話の宝庫とも言えるドラマや映画からたくさんの表現を身につけて、それを自分でもアウトプットする練習ができればネイティブらしい自然な言い回しで英語が使えるようになります。
ナチュラルスピードに耐えうるリスニングが身につく
海外ドラマや洋画は、ネイティブ同士の自然な会話シーンなのでそれを使ってリスニングを鍛えればナチュラルスピードについていけるようになります。
注意すべきは「聞き流し」では効果が無いことです。
ディクテーションで一言一句もらさず書き取る練習、シャドーイングで自分でも声に出す練習を継続していけば、はじめは全然聞き取れなかったセリフもクリアに聞こえるようになっていくものです。
「書くための英語」「リーディング力」はあまり伸びない
動画コンテンツを活用した学習は、登場人物による比較的みじかい会話のやり取りが教材となります。
リスニング、スピーキングの上達には役に立ちますが、ビジネスで使うようなメール、書類を書くための英語を身につけることは期待できません。さらに雑誌や新聞など長文を正確に読み取る「リーディング」の練習もできません。
この点は動画での英語学習の短所として理解しておくことが大切です。

TOEICなど試験対策で学ぶ人には遠回り
英文ライティング、長文読解の練習には不向きなのが、動画での英語学習。
そのため、TOEICや英検など資格のための勉強をする人にとっては、そこまで優先度の高いやり方ではありません。
動画コンテンツでの英語学習はあくまでも、じっくり英語力を高めていきたい人に向いているものです。
その点Huluは月額1,000円程度なので、お財布にもやさしくて継続しやすいです。

[kanren id="4430"]
Huluは英語学習に役立つのか?字幕機能などの設定について
Huluを英語学習ツールとして見た場合、
[list class="li-check li-mainbdr main-c-before"]
- 英語字幕が使えるコンテンツの量
- 英語字幕付きコンテンツの見つけやすさ
- 再生中の字幕切り替えのしやすさ
- 早送り、巻き戻し機能の便利さ
[/list]
などが評価のポイントになります。
洋画や海外ドラマで英語を学ぶとき、最初に日本語字幕&英語音声で作品の内容をつかんでから英語字幕に切り替え、集中してリスニングや発話練習に取り組むのが効果的です。
ろくに聞き取れもしないのに、最初から字幕なしで視聴しても効果はありません。
このように段階的に学習を進めていくためには、上記のポイントをちゃんと満たしていることが大切になります。
Huluは英語字幕付きのドラマ、洋画が見つけやすい
Huluにログインした後の画面には「特集一覧」というコーナーがあり、その中で「海外ドラマ 英語字幕で楽しむ」というバナー画像があります。
それを押せば、英語字幕つきの海外ドラマが一覧表示されます。

英語字幕つきの映画が観たい人は「洋画」の一覧画面を開いて「洋画を英語字幕で楽しむ」というメニューにある作品を選べば英語字幕で楽しむことができます。
「プラダを着た悪魔」などは企業の中での会話も多いので、ビジネスで使うフレーズもたくさん覚えることができますよ。
特集の中で紹介されている作品のほかにも、英語字幕がついている洋画作品はたくさんあるのでまずは自分が観たいものを探してから英語字幕が使えるかどうかをチェックすると良いでしょう。

再生中に日本語・映画の字幕切り替えができる

Huluなら再生中に字幕の切り替えが簡単にできる
HulunoPC画面、アプリ上では再生中に簡単に英語、日本人の字幕切り替えができます。
字幕の表示・非表示も設定できます。
・字幕なしで聞いて、英語字幕で文をチェック
・日本語字幕で気になるセリフの意味を確認
などが簡単にできます。
字幕の操作はすべて、歯車のマークの「設定」ボタンを押して行います。
10秒単位で巻き戻し・早送りが可能
Huluは10秒単位で巻き戻し、早送りの操作が可能です。
PC画面で見ると、なぜか巻き戻ししかないのですが、スマホ・タブレットのアプリ上では巻き戻し・早送りの両方が操作可能です。
ちなみに再生速度の調節は、Huluではできません。
Huluで英語を学ぶときの勉強の進め方(3ステップあります)
いきなり字幕なしで英語のセリフを聞いても大した学習効果はありません。
音声と字幕を3段階に切り替えて進める、勉強のやり方を紹介します。3ステップあります。
STEP1 字幕なし・英語音声でテスト
まずはネイティブが映画を観るのと同じように、字幕をつけずに英語音声で視聴してみましょう。
完全に理解しようと思わず、自分が理解できる部分と理解できない部分を仕分けるための段階です。
日本語の字幕をつけてしまうと、何となく英語が聞き取れた気分になるので絶対にしないようにしてください。
STEP2 日本語字幕 or 日本語吹替で答え合わせ
次に、音声か字幕のどちらかを日本語にしてセリフの内容や意味を確認します。
「そうそう、こういうこと言ってたな」となるか「え、そんなセリフあったっけ?」となるかで英語をきちんと理解できていたかどうかをチェックできます。
STEP3 英語音声、英語字幕で理解を深める
上手く聞き取れなかった部分をつきつめて勉強するのが、STEP3です。
英語のセリフの文章を確認し、文法や単語が読んですぐに理解できるかをチェックします。
理解できない場合は辞書を引いたりして調べましょう。自分が使いたい表現はノートにメモしておくのも良いですね。
気になるフレーズは、ディクテーションやシャドーイングで何度も聞き込んで自分のものにするつもりで、じっくり取り組みましょう。
STEP1~3は作品を最初から終わりまで全部観てからでもいいし、10分くらいの短い時間に区切ってやってもOKです。
慣れないうちは3分間でもかなり集中力を使うことになるので、無理のない範囲でやればいいと思います。
[list class="ol-circle li-mainbdr main-bc-before"]
- 字幕なし・英語音声でテスト
- 日本語字幕 or 日本語吹替で答え合わせ
- 英語音声、英語字幕で理解を深める
[/list]
自信のない人は、上記のステップ1の前に日本語字幕で観ても大丈夫です。
内容を知っていて自分が好きな作品のほうがやる気も維持しやすいですよ。

結論:Huluは英語学習に役立つVODです。
Huluは60000以上の作品の中から英語字幕つきのドラマや洋画を選ぶことができ、さらにネイティブのリアルな英会話を学べる良質な英語教材として活用できます。
月額1000円程度で利用でき、料金体系もシンプルです。
ダウンロード機能がありオフライン環境、Wifiが使えない場所でも英語の勉強に利用できるのも魅力の1つです。
Netf〇xと違って解約も簡単なのも、ユーザーに親切だと言えます。

そのときに「英語字幕が付いていること」を忘れずにチェックしましょう。
字幕なしでもリスニングできる上級者であれば気にする事ではないです...
ですが、不慣れなうちはナチュラルスピードで、省略の多いネイティブの英語を字幕なしで聞き取るのはかなり大変なので、かならず英語字幕つきの作品を選びましょう。